コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2020・3月号

詰パラ2020・3月号結果稿】

★やっぱパラ感想記事は届いて早目に書くべきと、先月月末に慌てて書く事になって実感したのである。
その月末だが、短編コンクールの解答は月末に書いて出すつもりだが、年末忙しい仕事をしているので書くのがきつくなり出さず仕舞いになり悔やまれるのである。

☆さて短編コンクールの解説は誰がやるのかと思っていたら鈴川君であった。
まあ、お馴染みで安定の人選である。
しかし、僕の作品の「誤解=A評価のおがげでシード権入りした」とはなんちゅう解説だヨー。
これでは僕が誤解狙いでシード権入りを狙っていたのがバレてしまうじゃんかヨー(笑)。
まあ、冗談なしで実際は誤解は10数人程度と予想し、それでシード権近く行くとの読みであった。
ブログに書くネタとしてはシード権ギリギリならずの16位がネタとしては美味しかったのである。

★短編コンクールの順位予想は優勝はダントツで45山路作である。
配当も単勝100返しってとこである。
でも2位予想が難しい。
結果34中村雅哉作であるかなと思ったが、僕の評価は低くかったのである。
なぜかこの初手が見えないとの短評があるが、僕はなぜかこの初手が一目だった。同角は73銀打で簡単で同玉は74龍、同玉、75金が見えるからである。
手順は単純で見え易い手順物でしかないので、解答したらB評価であった。
ただべらぼうに上手く創ってあるので5位以内はあるかとは予想していた。

☆3位は19枚目の歩作でこれは超意外。
全50題中最難関とあるが、僕は作意は一目で分かって、ありがちな手順で良くてB評価であった。
ただ作意は簡単だが手順前後の綾。これは28金を先にすると26銀に18玉が全然詰まないのが、色々読まされている内に分からなくなる。
ダメを確定して作意が分かっても変化を詰ますのは大変であった。
変化を読み切れて解いた事になるので、難問に入る作品で、これもべらぼうに上手く創ってある作品と言えよう。

★僕が難問と感じたのは36野曽原作と43室門作であった。
最初が広く、最終形が見えない作品は苦手である。
特に36野曽原作は作意の最終形は見えなくはないが、この収束は変化にあっても作意はないだろう手順なので難しかった。
それ故、ガクっ来て解答を出しとらCを付けただろう。

☆僕の評価の以前の記事で触れたが
No.1は50渡辺直史作。予想は5位か6位。
2位は19佐宗章弘作。
これは本当に良い作品。……なのに余り評価されなく10位以下と思っていたらちゃんと評価されていた。喜ばしい事である。
3位は40堀内真作。
ところで12香を11香で3手目21飛にするのは23合があるのは作家なら瞬時に分かる事だが、11香で作意が可能なら作者はどちらを選ぶだろう。
でも詰将棋としては11香にすると23金合で以下余詰はあるが、収束まで詰将棋と成立しているのは面白い。
この順は堀内氏が発表すれば問題ないが、誰か発表するなら早い者勝ちになるのだろうか?