コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2020・6月号結果稿から

★今さらながら詰パラ6月号結果稿の作品感想を書いてみたい。
まず興味あったのが短大の結果稿であった。
凄いメンバーである。
結果、鈴川作が2.89の最高得点であった。
この点数が不思議でない傑作である。
半期賞も看寿賞でもおかしくない作品である。
でもこの作品は僕は鈴川作としては駄作だと思う。
これは僕は鈴川君をリスペクトして書いている事である。
僕は鈴川作の高得点作に好きな作品は余りない。
むしろ得点が出てない作品に好きな作品が沢山ある。
その作品をリスペクトしているので、今回の短大作品は駄作に見えてしまうのである。

☆次に大学院の山路大輔作であるが、本人は「ファイナルカウントダウン」より好きだとの事である。
これは僕も同じなのである。
僕は実は「ファイナルカウントダウン」は凄い作品だと思っているが好きな作品ではないのである。
勿論、これぞ看寿賞と言える大傑作なのだが、部分的に見ると駄手順があるからである。
煙詰の宿命と言うか捌くのに精算手順があるのは仕方ないのに、七種合煙は更にそれが多くなるのが気に入らないのである。
しかし、この作品は精算部分の感じの悪さは序4手だけで手順も綺麗で、尚且よくこの手が詰むなって手順で、僕にはファイナルカウントダウンと比較したくないくらい好きな作品なのである。