コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

修正の三大原則

詰将棋創作は納得の図を得ると検討の作業に入る。
その作業は柿木将棋の余詰検索のボタンを押すだけの事だが。
で、僕の場合の余詰確率はほぼ100%である。
なので、僕は余詰修正は得意なのである。

☆余詰があった場合、二つのタイプがある。
ラッキーかアンラッキーかである。
余詰修正で何か一つ配置の追加の必要がある。これは劣化なのでアンラッキーである。
他にも理由になる事は沢山あり、余詰修正は基本的にはアンラッキーにしかならない。

★しかし、余詰の発見はアンラッキーではない場合もあるのである。
それが修正の三大原則である。
①玉位置を変える。
②作意を変える。
③持駒をかえる。
これが修正の時に考えないといけない三大原則なのである。

①玉位置はその素材の最適位置はあるのだが、作意を変えたりで最初の位置が最善でない場合がある。
②作意は初めから理想の作意が見えるのが才能ある作家であるが、僕は凡人なので最初から理想の作意が見える事はほとんどない。
余詰を発見した場合、この作意で良かったのかを見直す事で良い作品になって行く事が僕の場合は多いのである。
③持駒の変更。角を銀にするとか、持駒を捨てているのを置き駒にする(又はその逆)とかである。

☆この修正三大原則で修正する事により、作品は原図より良くなる事がある。
余詰発見がラッキーになる事は詰将棋では茶飯事なのである。

★偉そうに書いて見たが、こんな事は皆がやっている事と思う。
不思議なのは、自分の作品では当たり前のようにしている事を、人の作品ではしてはいけない原則にした人がいた事である。
さらなる不思議はそれを信じている人がいる事である。
もっとも、禁止三大原則を唱えた人はそれを率先していたのだけど。

☆率先してやったがために、原図作者を不快にしたから、禁止にしちゃったんだよね。
駒場さんは修正三大原則論の根本的考え方は僕と全く変わらないと思っている。

★この記事のまとめとしては、余詰修正は修正三大原則を意識すると、作品昇華になると言う事なのである。