コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

以遠打嫌い

詰将棋作家には以遠打を異常に気にする人がいる。
以遠打を気にする人は成不成の非限定も気にする。
以遠打の非限定と成不成の非限定は、非限定はキズで済むのは同じだが、根本的に違う事はある。
以遠打はほとんどは以遠地点に打たれたら、取れるようにすれば消せる。
そうすると前の手順が成立しない場合もあるが、根本的には利きを作れば解消可能である。
しかし、成不成の非限定は解消出来ないものは出来ない。
解消可能でも難しく、かなり工夫が必要な場合が多い。
で、以遠打でも成不成非限定でも同じ事なのたが、解消可能なら異常に気にする人がいる。
この人を「ビョーキ」と言った人がいる。
僕はその人に言いたい。
その通りだと。

☆以遠打や成不成の非限定を気にする人は「ビョーキ」である。
これ「ビョーキ」と書いているのがミソである。
ビョーキ=病気ではないのである。
「ビョーキ」は病気と考える人も良し。又、病気ではないと考える人も良し。
かなり似ているが、ちょっと違うと考えるも良し。
この「ビョーキ」は読む人の捉え方次第なのである。

★で、僕はと言うとめっちゃんこ気にする。
完全なビョーキである。
ここで究極の二択を出そう。
その2つしか選択出来ないものとする。
まずは例から
一年中薄着で暮らすのと、一年中厚着で暮らすのとどちらを選ぶか?
どちらかしかダメなのである。
僕ならどうするか?
薄着は薄着で冬寒いし、アツギは厚木で都心から遠いし……。あっ、そっちの厚木ネ。
あっ、これはお笑いコンビ「磁石」ネタだった(笑)。

☆真面目に行こう。
玉方 12玉、23歩。詰方 31馬。
で13香迄。
以遠打である。
そして、玉方 44飛の図。
究極の二択なのでこの2つしか選択出来ない。
44飛もそれまでの手順の関係でこれしかない。
これ、ほとんどの人は前者であろう。
しかも何の問題視もしないだろう。
しかし、ビョーキの人はどうか。
僕は完全なビョーキなので後者なのである。
僕みたいな人が他にいるかは分からない。
そんな人がいたら「ビョーニン」と呼ぶのが良いと思うのである。

変則合とは

★僕は詰将棋用語はダサくなくてはいけないと思っている。
詰将棋用語は正しい言葉の使い方は必要ない。
例えば正算と言う言葉があるが、逆算の反対語は順算だから正算はおかしいと言う人があるが、造語なんだから正算の方がしっくり来る。
第一、正算は逆算の反対ではない。反対みたいなものだから完全に反対語の順算より、正算を僕は使いたい。

詰将棋用語は字の意味を追って行って、あーこう言う意味なんかなとして、ある程度分かるものでなくてはいけない。
その結果ダサくなるので、詰将棋用語はダサイ方が良いのである。

★僕は中合と言う用語に疑問を持っている。
中合と言うからには中間でなくてはいけないと思う。
例である。12玉に16香の王手の形を考えて欲しい。
14は完全な「中」16も「中」のイメージになると思う。
しかし、13は「中」には感じないと思うがどうだろう。
13に捨て合する合駒は中合いと呼ぶのは変ではないか。

☆こう僕は考えるが、僕より前に考えた人がいた。
森田正司さんである。
この13に捨て合する合駒を別の名称で呼びたいとした。
僕は中合とは別と考えているが、森田さんは中合の中の分類と考えていたかも知れない。
ともかく、玉にくっついている捨て合を中合との別の名称を付けたいと考えたのは同じである。

★そこで付けたのが「変則合」だった。
これ僕の理論では詰将棋用語としてはアウトになる。
字の意味を持ってして意味が分からない。
その証拠に高校野球好き作家、飛車でない作家、猫好きの詰将棋作家の方々さえ、変則合は意味の知らない用語になっていたのである。

☆この際だから「変則合」の名称を変更するのが良いと思う。

「中合」=玉とはくっつかない捨て合。
要名称変更の「変則合」=玉にくっついている捨て合。
で僕が変則合の別の名称を考えると「くっつき捨合」になるのである。
でも、この名称が定着しつは恥ずかしいので、誰かちゃんと名称を考えて欲しいのである。

尚、変則合を捨て合と変更するのはダメ。
捨て合は中合も含まれるからである。
両方含まれるので、変則合タイプを「捨て合」と呼ぶのは構わない。
そして、別に二つ分ける必要はないと思う人がいるかも知れない。
その人は合わせて「捨て合」と呼ぶのが良いと思うのである。

追記=変則合の僕の解釈は間違いの可能性もあるようだ。
変則合とは玉方は取り返せす事が可能であるが、取り返さない合駒かも。
この場合、中間の合駒で玉方の利きがあり、取られても逃げるなら妙手のはずだが、中合としての妙手感は玉方の利きはない方が良いので、作家はそうしない事になり、必然的に玉に接した合駒のみになる。
これなら森田氏が変則合と付けたのは理解出来る。
変則な合駒の言葉の意味に合っているのである。
と思ったら森田氏著の「春霞」を読むと単なる玉に接した捨て合になる。それが僕の記憶にあった分けだが、もしかしたら、この追記の意味があったが初心者に分り易く書いたのかもと思えなくもない。

★この記事の主旨は詰将棋用語は言葉の意味で表せと言うものである。
中合は中間の合駒(捨てる合駒)でなくてはならないと思うので、玉方に接した合駒に新たな名称を付けたい。
変則合より初心者は分り易いからである。
捨合を玉方に接した合駒のみするのも大反対である。
捨て合とすると中合を見た時に、初心者がこれは捨て合に入らないとなった時に、理解出来ないからである。
だから、変則合でも捨て合でもない名称が必要と考えているのである。

順位戦C級作者・順位予想

【2017詰パラ詰将棋順位戦作者・順位予想】

④三輪勝昭作。当たっている自信があるのである(笑)。
一応C級昇級→D級陥落の繰り返し趣向作を狙ったものである。
作意は面白いと思うが、この配置でやる事かとなるので、D級陥落は狙えると思ったが陥落はなさそうである。
下手をすると昇級もあるかも知れないとビクビクしているところである。

⑨武島広秋作。
⑦の収束は武島作と思われるが、武島氏なら62金の配置にはしないと思う。
手順を見ると他の配置もどっこいだが、ならば違う逆算になるだろう。
順位は優勝であろう。
配置は手順とのバランスはあり推敲不足は感じない。
因みに⑦は近藤 郷作の予想。
ただし、これはテキトーなのである(笑)。


順位予想3連単
1位=⑨
2位=⑦
3位=②④のフォーメーション。

3位は単なる買い目で、僕の評価は④は高くなく、②の出来はかなり悪いのである。

おまけで下の順位予想3連単
9位=①
8位=⑤坂田慎吾作かな?
7位=⑧
1点張りである。

順位戦B級作者・順位予想

【2017年詰パラ詰将棋順位戦作者・順位予想】

全作予想は難しいので、当たりそうなのだけ。

⑧宮原 航作。最下位。自信がある(笑)。

①芹田 修作。これは分り易い。順位は残留だろう。
⑦小林敏樹作。久しぶりの小林敏樹氏らしい作品だと思う。
優勝であろう。

⑤有吉弘敏作。当たっている自信はない。
山田康平作かも。
なら有吉作は③か⑥だが、⑥有吉作かな。

順位予想としては3連単
1位=⑦
2位=⑤
3位=③⑥のフォーメーションで。

順位戦A級作者・順位予想

【2017年詰パラ順位戦A級作者・順位予想】

優勝=①中村雅哉作。
2位=④鈴川優希作。
3位=②金子清志作。
4位=⑤三角 淳作。
5位=⑥水谷 創作。
6位=③馬屋原 剛作。

〈予想根拠〉
まずは作品から作者予想がし易いものから。

②は金子作だろう。予想順位は僕はこの手の作品は苦手なのでテキトーな予想である。

④は鈴川君らしい作品だと思う。好みなので2位にしたが、易しいのでもう少し低いかも知れない。

⑤三角作と思うが、三角作としては可もなく不可もなくかなと思う。

⑥収束が水谷作ぽい。序盤が雑な気がするので僕の評価は低い。

①他の作品に中村作ぽいのがないのでこれに。
作品は流石中村氏だと思われる出来なので、順位も作者予想も間違いないと思う。
優勝予想は6月に解答募集期間中に関わらず記事を書いてみた。
作品を見ての予想でないので問題ないはずである。
その予想方法は昔某ブログで作者名だけで順位を予想するのがあり、面白いと思って真似をしたのである。
偶然にもそれで当たりそうである(笑)。

③消去法で馬屋原作になったが、正直誰の作品か分からない。
作品の出来としては、僕の作家としての感覚ではかなり悪い。
理由は今回は書かないが、ダントツの最下位である。
しかし、解答者の評価は悪くなく、もっと順位(評価)は上かも知れない。

香龍会参加

☆昨日は香龍会に参加した。
盛況であった。
小池氏と小林氏とお会い出来た。
2度目になるが、最初お会いした時はひと言挨拶を交わした程度であったが、今回は少し話す事が出来たのである。

★岸本裕真と言う詰パラに1度も入選してない新人が香龍会に2度目の参加をしてくれた。
小池氏が「詰将棋の欠片」で香龍会会合報告で岸本裕真の名を見付けて気になると書いてあったので、この人が岸本君だと教えて上げた。
スマホ詰パラではkisy名義で発表があり、上達スピードが早く、僕は一流作家になると期待しているのたが、小池さんは名前を見ただけで感じるものがあったに違いない。

☆僕はこのチャンスに岸本君に聞きたい事があったので聞いてみた。
裕真の読み方が分からないので聞いてみた。
前に一度聞いたのだか忘れていたのである。
名前の読み方を一度聞いて忘れるのは失礼なので、聞きにくいものがあるが、サラッと聞ける話の流れになっていたと言う分けだ。

★よし、2度目なので、もう読み方は覚えた。
……と言うのは大間違い。30分後には忘れていたのである(笑)。
流石に3度目は聞けないよな。
だが心配していない。親切な小池氏がブログで読み方を書いてくれるはずである。
これで岸本君に名前の読み方を覚えてない事はバレずに済むのである(笑)。

修正の三大原則

詰将棋創作は納得の図を得ると検討の作業に入る。
その作業は柿木将棋の余詰検索のボタンを押すだけの事だが。
で、僕の場合の余詰確率はほぼ100%である。
なので、僕は余詰修正は得意なのである。

☆余詰があった場合、二つのタイプがある。
ラッキーかアンラッキーかである。
余詰修正で何か一つ配置の追加の必要がある。これは劣化なのでアンラッキーである。
他にも理由になる事は沢山あり、余詰修正は基本的にはアンラッキーにしかならない。

★しかし、余詰の発見はアンラッキーではない場合もあるのである。
それが修正の三大原則である。
①玉位置を変える。
②作意を変える。
③持駒をかえる。
これが修正の時に考えないといけない三大原則なのである。

①玉位置はその素材の最適位置はあるのだが、作意を変えたりで最初の位置が最善でない場合がある。
②作意は初めから理想の作意が見えるのが才能ある作家であるが、僕は凡人なので最初から理想の作意が見える事はほとんどない。
余詰を発見した場合、この作意で良かったのかを見直す事で良い作品になって行く事が僕の場合は多いのである。
③持駒の変更。角を銀にするとか、持駒を捨てているのを置き駒にする(又はその逆)とかである。

☆この修正三大原則で修正する事により、作品は原図より良くなる事がある。
余詰発見がラッキーになる事は詰将棋では茶飯事なのである。

★偉そうに書いて見たが、こんな事は皆がやっている事と思う。
不思議なのは、自分の作品では当たり前のようにしている事を、人の作品ではしてはいけない原則にした人がいた事である。
さらなる不思議はそれを信じている人がいる事である。
もっとも、禁止三大原則を唱えた人はそれを率先していたのだけど。

☆率先してやったがために、原図作者を不快にしたから、禁止にしちゃったんだよね。
駒場さんは修正三大原則論の根本的考え方は僕と全く変わらないと思っている。

★この記事のまとめとしては、余詰修正は修正三大原則を意識すると、作品昇華になると言う事なのである。