コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

変則合とは

★僕は詰将棋用語はダサくなくてはいけないと思っている。
詰将棋用語は正しい言葉の使い方は必要ない。
例えば正算と言う言葉があるが、逆算の反対語は順算だから正算はおかしいと言う人があるが、造語なんだから正算の方がしっくり来る。
第一、正算は逆算の反対ではない。反対みたいなものだから完全に反対語の順算より、正算を僕は使いたい。

詰将棋用語は字の意味を追って行って、あーこう言う意味なんかなとして、ある程度分かるものでなくてはいけない。
その結果ダサくなるので、詰将棋用語はダサイ方が良いのである。

★僕は中合と言う用語に疑問を持っている。
中合と言うからには中間でなくてはいけないと思う。
例である。12玉に16香の王手の形を考えて欲しい。
14は完全な「中」16も「中」のイメージになると思う。
しかし、13は「中」には感じないと思うがどうだろう。
13に捨て合する合駒は中合いと呼ぶのは変ではないか。

☆こう僕は考えるが、僕より前に考えた人がいた。
森田正司さんである。
この13に捨て合する合駒を別の名称で呼びたいとした。
僕は中合とは別と考えているが、森田さんは中合の中の分類と考えていたかも知れない。
ともかく、玉にくっついている捨て合を中合との別の名称を付けたいと考えたのは同じである。

★そこで付けたのが「変則合」だった。
これ僕の理論では詰将棋用語としてはアウトになる。
字の意味を持ってして意味が分からない。
その証拠に高校野球好き作家、飛車でない作家、猫好きの詰将棋作家の方々さえ、変則合は意味の知らない用語になっていたのである。

☆この際だから「変則合」の名称を変更するのが良いと思う。

「中合」=玉とはくっつかない捨て合。
要名称変更の「変則合」=玉にくっついている捨て合。
で僕が変則合の別の名称を考えると「くっつき捨合」になるのである。
でも、この名称が定着しつは恥ずかしいので、誰かちゃんと名称を考えて欲しいのである。

尚、変則合を捨て合と変更するのはダメ。
捨て合は中合も含まれるからである。
両方含まれるので、変則合タイプを「捨て合」と呼ぶのは構わない。
そして、別に二つ分ける必要はないと思う人がいるかも知れない。
その人は合わせて「捨て合」と呼ぶのが良いと思うのである。

追記=変則合の僕の解釈は間違いの可能性もあるようだ。
変則合とは玉方は取り返せす事が可能であるが、取り返さない合駒かも。
この場合、中間の合駒で玉方の利きがあり、取られても逃げるなら妙手のはずだが、中合としての妙手感は玉方の利きはない方が良いので、作家はそうしない事になり、必然的に玉に接した合駒のみになる。
これなら森田氏が変則合と付けたのは理解出来る。
変則な合駒の言葉の意味に合っているのである。
と思ったら森田氏著の「春霞」を読むと単なる玉に接した捨て合になる。それが僕の記憶にあった分けだが、もしかしたら、この追記の意味があったが初心者に分り易く書いたのかもと思えなくもない。

★この記事の主旨は詰将棋用語は言葉の意味で表せと言うものである。
中合は中間の合駒(捨てる合駒)でなくてはならないと思うので、玉方に接した合駒に新たな名称を付けたい。
変則合より初心者は分り易いからである。
捨合を玉方に接した合駒のみするのも大反対である。
捨て合とすると中合を見た時に、初心者がこれは捨て合に入らないとなった時に、理解出来ないからである。
だから、変則合でも捨て合でもない名称が必要と考えているのである。