コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

余詰かキズか

★今、風みどりさんのブログが面白い。
そのせいで政治・時事ネタを書きたいのに詰将棋ネタを書いてしまうのである(笑)。

☆まず余詰とキズの違いから。
余詰=不完全作。キズ=非不完全作。変な言葉になっているが、完全作では詰将棋用語としては完全作だが、言葉の意味では完全作ではないからだ。

★以遠打とか打点非限定とかはハッキリとしたキズである。
そのキズであるが僕は詰将棋にキズは大いに結構だと思っている。
手順が素晴らしく回避出来ないキズなら、作者として気にしないでも良いと思っているのである。
キズが不完全作にならないのが詰将棋の良いところなのである。

☆次に駒を置いて消すかであるが、駒を置くのが何故悪いのか僕には理解出来ない。
美的感覚から置かないのは選択肢としてあり、でも内容が良くなるから置くと言う選択肢もありだと思う。
これ前者を選ぶ作家が大多数で後者は希少である。
僕は形が悪くなるのは全然悪い事だと思っていないから後者になる。
(同じ内容で形を良くしようとは人一倍しているが)

★打点非限定の例として風みどりさんの例図は、持駒金、12玉、詰方22歩、33飛。
13金と23金の打点非限定は23金が21歩成、同玉、32飛成の余詰があるから不完全。
ただ31飛成迄は最終手なので最終手余詰不問として非不完全作として通用すると思う。

☆僕の作家としての考え方は、キズなど些細な事は気にするな。
そして駒を置く事はもっと些細な事なので更に気にするなである。
形が悪くなっている原因が技術不足なら別の話である。
この記事は風みどりさんの主旨とは違うかも知れない。
以遠打とか打点非限定をどう思っているかであるなら、キズなんだけど、こんなもんキズにすらあらずで気にするなである。
これはどのくらい気にしなくても良いかは、新型コロナウイルスと同じくらい気にしなくても良いのである(笑)。