コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

中学校⑥北原幹久作改良図

詰パラ5月号(結果稿)中学校⑥北原幹久作の改良図が完成したのである。
この記事は前記事のどさくさに紛れて出題した創作技術検定のネタバレになるので、検定問題を考えたい人は読まないようお願いする。

☆この記事は北原幹久作の改良図を見せつけたいのではなく、初級から中級を目指す人の創作講座に丁度良い題材と思い書くのである。
おふざけなしの真面目な記事なのである。

★まずは中学校⑥北原幹久作の手順をどんな余詰があっても構わないので、作意手順は詰むようにしてみよう。
するとある事に気が付かなくてはならない。
2手目21合を詰ますため何か駒を配置してみる。
そこで気が付かなくてはいけない事。
その駒はどうしても詰上りに不要になってしまうのである。

☆その時はどうするか。
これから書く事を創作初級者は是非覚えて欲しい。
それが出来るようになれば確実に中級レベルに上がれるのである。

★変化に必要な駒で詰上りに不要になるなら、それを変化が済んだら捨てるように手順に組み入れる。

これ詰将棋創作の基本と言える手法なのである。
この手法の良いところは、変化に使う駒を捨てるので確実に捨てる手の味が良くなる。そして余詰筋も軽減出来る。
良い事ばかりなのである。
詰将棋の創り方でためになる事を書いた本はほとんどないのだが、この事を覚えるだけで見違えるように良い作品が出来るようになるので是非覚えて欲しい。

☆ただ残念なのは折角ピンチヒッターで配置面に触れた解説をしているのだから、基本的に解決する手法を解説して欲しかったのである。

★改良図
持駒 歩
玉方 14角、22歩、41玉、46歩、51歩、54銀
詰方 13飛、24銀、25飛、53と以上11手詰。

玉方46歩は辛いが仕方ない。