コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・5月号解答選手権レポート

詰パラ2017・5月号には解答選手権チャンピオン戦のレポートがメイン記事と言えよう。
しかし、速報ブログでほとんど知っている事なので流し読みになっている読者もいるのではなかろうか。
僕は完全に流し読みになっていたのである。
皆がインターネットを見ている分けではないので必要な記事なんだが。

★今年から誤記は減点になったようである。
何故今迄減点になってなかったかが僕は不思議に思うのだが。

☆速報を見ていたら前半は藤井四段は満点でなかった。
満点はいたので、後半易しければ連覇は無理ではあるが、いつも後半は難しいのでこれで面白くなったとみていた。
当人からすると1作余分に解かないといけないのはハンデであるが、時間を気にせず全解を目指す事になったのでむしろやり易いとも言える。

☆で、結果であるが、藤井四段は後半も全問正解ならずで10問目で部分点を稼ぐにとどまった。
本人は諦めたかもしれないが、部分点を稼いだのが大きく紙一重で優勝となった。
めでたしめでたし。

★作品であるが、解図記事を書いているので、さらっとだけ。
第2ラウンド⑥妻木貴雄作。
詰将棋作家だと初手34馬は違うと感じるのだけど、どうしても34馬から考える形である。
⑧柴田三津雄作。
これは詰将棋作家の感は初手44角である。
でも初手12香成が詰みそうに思えちゃう形なんだよね。
ここで変に時間を使うと⑩鈴川優希作が大変になる。
結果的にこの作品を解いた人がほとんどいないが、良い作品では全くない。
詰方の手は最有力の手で詰んでしまう作品で変化読みがメンドクサイだけで何も面白くない。
去年の相馬慎一作は謎解きの面白さがあったが、この作品には謎解きの面白さはないのである。
捌きの作品としては悪くない手順なんだが、変化は味がないのでもっと簡単な方が良い。
その点、変化が難しいと作者も自覚していたようで、解答選手権に向いていると思い投稿したのであろう。
それでドラマを生んだので大正解だったと言えよう。

でもこの作品、僕は解図記事で「ゴミ作品」とか言ってたよな。
これには流石に後悔している。
何故、冗談を言わずこんな真面目な事を言ってしまったのか(笑)。