コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

続・詰将棋自動創作ソフト

囲碁のAIは完全に人間を凌駕したようである。
時間のないネット対局とは言え一流棋士相手に60勝0敗とは。
棋譜を並べてみた。
以前行われたセドル戦では、えっと思う感覚の手があったが、今回は不自然な手はほとんどない気がする。
僕は素人なんだが、負かされて納得の手を打って来るように感じたがどうなんだろう。

★仮の話だが、Googleとかが詰将棋自動創作ソフトの開発をしたらどうなるか?
これは簡単に予測がつく。
人間の創れる作品はコンピューターに創れてしまうだろう。
しかも、全て自動でだ。
人間はこんなような作品を創りたいと入力するだけ。どのように発展させたら良い作品になるかもコンピューターが考えてくれ、後は待つだけ。
さて、こんなソフトが開発されたら作家は用なしだな。
解答者に転身すれば良いだけだが、詰将棋を創れなくなるのは困る。
Googleとかが本気で開発すれば、詰将棋はコンピューターで自動創作は出来ると思った方が良いだろう。
詰将棋はお金にならないからやらないと高を括っていては危ない。
囲碁を制覇したなら、他のものを開発してもその内に飽きて来て、次は詰将棋創作だとならないとも限らない。
だが僕はGoogle詰将棋創作はやらないと確信している。
理由は詰将棋はルールがいい加減だからである。
無駄合の事であるが、ルールが決まっていないのにソフトは作るのは不可能と言う事だ。
なんと詰将棋Googleから無駄合が守ってくれるのである。

☆と言う事でGoogleとかが詰将棋自動創作ソフトを開発しなければ、他ならほどよく使えるソフトを開発してくれると言うのが、僕の客観的考え方なのである。
前回書いたのは3パターン。
①の全検索型はそれで出来た作品をそのまま発表するのは反対である。
そら、そのまま発表出来る作品はあるだろうが、ほとんどが良いところがあるが、完成品にはならないものばかりで、それを素材する事で活用出来るソフトになると思っている。
それまでをGoogleならコンピューターにやらせてしまうだろうが、よほど開発費をかけれるところじゃないとそこまで行かないだろう。

②逆算型。
一応、2手単位で逆算可能な配置を全検索するソフトは可能だと思う。
これを何手まで可能になるか、全検索ともなれば6手くらいだと思う。
僕の希望で6手迄としてくれ。
でもこれだったら今の柿木将棋で出来るのである。
実際に僕がやっている。
逆算可能かなと思った配置にして成立するか確かめるだけである。
手動でやっていた事が自動で出来るようになり便利なソフトだと思う。
僕はこれを自動創作ソフトと言っているが、こんなもん一番重要な事は自分でしなくちゃならない半自動創作ソフトでしかない。
使い勝手が丁度良いソフトになると思う。

③手順成立型。
これは短編の易しい作品なら開発可能だと思う。
目標を僕が出来る事までにすると可能なんだろうか。
僕は詰将棋創作で一番楽しいのが、浮かんだ手順をどうやって成立させるか考える事なんたが、このソフトが完成したら僕の最大の楽しみはなくなってしまうな。
だけどこのソフトは開発して欲しい気持ちがある。
良い作品がもっと生まれる。
このソフトは一番人間が活用出来るソフトと思っていて、且つ作家の楽しみが奪われるところまで開発は出来ないと思っているのである。