コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

推敲技術検定問題

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推敲技術検定問題を出題する。
写真の図は勝浦九段の作品(13手詰)。
63桂はなんなんだ。
6手目41玉の変化のためのようである。
これを詰ますには詰方52歩を置けば良いと思うが、それでは3手目が限定打にならない。

問題=作意不変(3手目は限定打)で63桂よりましな配置にせよ。
問題レベルは僕はイージーだと思う。

詰パラ2017・11月号(結果稿)デパート

詰パラ2017・11月号(結果稿)デパート】

★デパート①柳原裕司作。これ凄く良い。
35馬は同とで詰まないのだが、13歩、12玉、45馬、34歩合、13歩成、同玉、35馬、同歩とすると、35とが35歩になる。
歩を打って成捨てるリズムと収束も良く好作である。
かなりお気に入りの作品である。
どのくらい気に言ったかと言うと、詰将棋をよく知らない人がいたら、僕の作品だと紹介するくらいなのである(笑)。

☆デパート③今村 修作。
初形から8手進むと持駒 飛2枚が歩1枚に換わっている。
飛1→歩1の変換なら分からなくないが、飛2より歩1の方が良い何て事があって良いものか。

僕はその理屈より、変換する手順が実に上手いと感じた。
成立させるための手順だが、パズルチックに徹した仕様も感心する。
春霞賞に推したい作品である。

裏短コンの解答〆切

☆ほっと氏のブログで裏短コンが開催されている。
解答の〆切を見たら、12日3日(日)であった。
つまり来週の日曜日に解いて、解答を書けば間に合うのである。
しかし、こう言う事は今週に解いて解答を書いておいた方が良いのである。
これは僕がまだ半分も解いていないから書いている事ではないのである(笑)。

★ところで三輪勝昭作だが、大ヒントを出しておこう。
僕らしい作品を投稿していないので当てるのは難しいと。

詰パラ2017・11月号(結果稿)大学

詰パラ2017・11月号(結果稿)大学】

☆大学⑤小林尚樹作はメッチャ好みなのである。
小林尚樹さんの作品を見るとどうしても言いたくなる事がある。
わざわざ言う事じゃないが、お笑い芸人はこうなると必ずこう言うフレーズは分かっているから面白いので、僕も言わない分けにいかないのである。

「小林敏樹氏の時代は終わったのである(笑)。」

これは今後、小林尚樹さんの作品を取り上げた時は必ず出て来るフレーズになったのである(笑)。

★解説の久保氏はこう書いている。
「作者にはぜひ今後もこの路線で突き進んでほしい。」とある。
全くの同感である。

☆しかし、解説に不満が一つある。
それは、小林敏樹氏の時代は終わった……と書かれてない事なのである(笑)。

★大学⑥山路大輔作。
僕もこの素材で創った事がある。
僕は12を桂合して、21を飛捨てにして、持駒香を桂に変換した。
「幻の城」第?番である。
3香を3桂に変換した後、3桂でなくてはいけない手順でまとめるのに苦労して、かなり出来の悪い作品である。
山路作は持駒変換は金→飛だけでシンプルだが、配置に無理がない。
収束3手目に余詰があるが、気にする事もないキズだろう。

詰パラ2017・11月号(結果稿)から

詰パラ2017・11月号(結果稿)より、順番で次は高校だが今月は好作はなさそうである。
一応、水谷作は2.70だが、これは水谷作としては駄作の部類だと思う。

☆短大は無難にまとまっている作品ばかりで、僕は短大では意欲作の採用を望みたい。
短大は早期採用の徹底から、入選基準は出来ない。
好作ばかり送られてきたら、かなりの作でもボツにせざを得ないし、逆に好作が少なければ、今一でも採らざるを得ないからだ。
そうまでして早期採用する必要があるか。
僕はそうまでして早期採用して欲しい。
好作過多で返送されたのなら、再投稿すれば良いのだから。

★早期採用云々を別にすれば、僕は今月の作品は短大にはいらないと思う。
そして、デパートにはもっと向かないと思う。
つまり、今月の短大の作品は不採用レベルだと言いたい。

☆……と、これを読んだ人は思うだろう。
しかし、真意は真逆なのである。
短大には不採用にした方が良いとは思っているが、発表レベルにないと思っている分けではないのである。
むしろ逆でこのタイプの作品の発表の場が失われては困るのである。
(今はスマホ詰パラがあるが、それはやれない人も多くいる)
このタイプの作品と表現したが、まとまりはあるがさしたる狙いもなく、ただ詰ませて心地好い作品で、僕はコージー派と呼んでいる。
これは呼び方として適切かは分からないが、推理小説にコージー派があるので、それを使っているのである。

★僕は詰将棋の主流はコージー派であるべきと思っている。
詰将棋は狙いなんか無くて良い。
詰将棋は詰ませて心地好いならそれで良いと思っているのである。
そしてそれが主流であれば、論理重視の作品がより面白くなると言うものなのである。

☆今月の短大の作品は短大で採用される事なく、コージー派コーナーを設けて、そこで発表されるのが理想だと言いたいのである。
僕は前から、易しい中編の発表するコーナーが必要と言っているが、実は今月の短大作品くらいの難しくない程度の作品の発表コーナーを本当は望んでいるのである。

★ここ迄読んで、僕の本心が分かったと思ったと思う人は大間違いである。
易しい中編だろうが、難しくない程度の中編だろうが、そんなコーナーが出来る事は絶対にないと思っているのが本心なのである(笑)。

こいこい

☆今年は夏頃からほとんど詰将棋を創っていないのである。
何をしているか?YouTubeを見ているのである。
テレビで放映されたものが多いのだが、スマホで見ているので、動画は情報量を食うので見ほうだいと言う分けではない。

★で、最近はこいこいのアプリをしている。
最強モードでやると、こんな取られ方があるかと思う取られ方をする事があるが、これはイカサマだろうか?
3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月(要は回数)勝負と20文がなくなったら負けの4つあるが、ほとんど五分である。
因みに今、168勝170敗4分である。
やり過ぎだ。

☆勝負的には互角だが、トータルの文数にするとコンピューターの多分圧勝である。
だから、イカサマだと思うのである。

★イカサマの種類だが、こちらの手札は見えてないだろう。
コンピューター(最強モード)のこいの仕方は手堅い。
勝つか負けるか分からないなら、こいはしないようである。
こちらの手札が見えたら、こいの一手だと思う時でもしない。

☆次に配パイであるが、これはランダムであろう。
変には感じない。

★一番イカサマ感があるのは、こちらに都合が悪い事が起き過ぎる事である。
相手も都合の悪い事は起きているのだが、ちょっと桁が違う。
そんな感じでイカサマ感を感じるのだが、これは僕が下手なためだろうか?

変別の誤解

★僕は変別誤解は正解にして欲しいと思っているのである。
ただし、変別解答を誤解にすべきと言うものではない。

☆変別誤解とは、作意で詰ませている。
そして変化も全部詰ませている。
しかし、どっちでも同じ作意になるのだが、早く詰む順がある応手にしてしまうと誤解答になる。
解答者は玉方は最長になる手順も読んでこそ正解であり、変別解は誤解答である。
変別解答は誤答で当然だと思う。
ただ、僕がその作品の作者だったら変別解答は誤解にならない方がありがたいと言う事なのである。

★僕は作品を解いてくれる一番嬉しい。
作意を解いて、詰んでいるいるのにさらにその手に早い詰がないか探す事までさせるのは申し訳ない気持ちになる。

☆ちょっとした例を出そう。
作意は詰ませた。
途中分岐があり片方は早い詰があるのだが、どちらも同じ手数と思ったが運良く正解を解答した。
評価はであるが、変同がなければAだが、変同があるのでBと短評に書いた。
短評に書かなくてもそう評価したのは同じ事として、これは誤評価なのか?
僕は誤評価にあらずとの考え方をしている。
そのように創った作者が悪い。或いはそうしかならない素材が悪いと言う考え方なのである。

★作意で解いてくれるだけで御の字。
誤評価だって構わない。
それを変別解を不正解にするなんて。
変別解答を正解にして欲しいのはこのためなのである。