コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

2017・2月号(結果稿)藤井四段昇段記念1

【2017・2月号(結果稿)藤井四段昇段記念1】

★藤井新四段が誕生したのは、詰将棋界にとって最高のニュースである。
まして最年少記録の更新と来てはプロ棋士としての活躍の期待は相当なものである。
僕が「7」の在庫があるなしに関係なく、7冠は期待しているのである。
そこで記念曲詰を大勢で創りたいと思ったのだが、自分で大勢集めるのは無理と思っていたら、相馬慎一さんがTwitterで集め出した。
相馬さんは曲詰でなく、藤井新四段が出すお題創作になりそうであった。
僕は大勢で記念詰を出す事は、他の人が企画するなら自分でやらなくても良いのでありがたいと思ったのだが、記念ならやはり曲詰も欲しいと思ったのである。
記念詰が計画されているのにさらに曲詰となると、沢山いらない。
最少としても4局いるよな。
自分で4作創っては採用されないよな。
少なく共、2作は誰か創ってくれないとと思い打診したのが武島氏であった。

☆僕は武島氏とはメール交流はあるが、ほとんどブログのコメントにしている事と同じである。
性格とかはほとんど分からない。
僕は鈴川君のブログやTwitterによくコメントするので、武島氏よりも鈴川君の方がまだこんな人だなと感じているものがあるくらいで、武島氏がどんな人だかよく分かっていないのである。

★作品の好みはかなり共通するものがあるが、それも僕は鈴川君の方が好みは近い。
ただ、こう言う作品は嫌いだなと思うのは、武島氏と僕は近い気がする。

☆今回、僕は詰パラで解説を書くのは3回目になる。
武島氏は詰パラでは初である。
氏は解説はブログと僕の作品集(5作)でしているが、他に「スマホ詰パラ好作選」を解説していて、丁寧かつ急所をとらえた解説で僕は高く評価している。
デパートの担当は今年限りと言っているので、次は武島氏にやってもらいたいと思っているのは僕だけでないはずである。

★作品であるが、これは当然在庫ではない。
藤井新四段に昇段したから創ったので、正真正銘の記念曲詰である。
「ジ」も「4」も詰上りがこれと言う形がない。
人によってこれがベストと思う形が違うと思う。
これはこれで悪くはないと思っているのである。

将棋界の改革

★このブログで1回書いた事であるが、将棋界の改革方法である。
その時はこうしたら良いのでは的な書き方であったが、今はこうしなくてはいけないと思っている事である。

☆将棋界の改革は新聞社が出来る。
それは新聞社は将棋連盟に契約金を払うのを止める事である。
と言っても棋戦はそのままで、同じように金を出す。
新聞社は契約金を払うのではなく全部賞金として出すのである。
運営費はいるだろうから、残った全部は賞金と言う事である。
将棋連盟はプロ養成機関の奨励会とかの運営費が必要で収入は必要なので賞金の何%が入るとかで、将棋連盟に行くとして、僕が問題にしているのは対局料である。
新聞社は将棋連盟に契約金を払う事により、棋士の対局料を払っている。
僕がこれがいけないと言いたいのである。
プロ棋士はサラリーマンじゃないんだから、棋戦の数だけ収入がある。そんなのプロじゃない。
勝たねば収入はゼロ。これでこそプロ。
(勿論、普及活動とかアマの指導で収入を得るのは良い事である。)
予選などいくら勝っても賞金はゼロ。
本戦トーナメントに入ってやっと賞金が発生するくらいでプロなのである。
かなり勝ち進めば、来年は賞金が発生するところのシード権がもらえて、強ければ来年の最低限の収入も確保出来る。プロはこうでなくてはいけない。

★新聞社に言いたい。
今、将棋連盟に契約金に払うのを止める良い機会だ。
止めてしまえ!
だけど、賞金として同じ金額を出すので、得はしないのである(笑)。

訴訟はいつ

★三浦九段竜王戦挑戦権不当剥奪事件で三浦九段はインタビューにこたえたようだ。
その前に谷川浩司さんだが、僕は雇われ社長の時に起きた不幸な事件と言う気持ちが半分。谷川さんがしっかりしていたらこの事件は起きてないと言う気持ちは半分である。
少なく共、自分の意とする事ではなかったと思う。

☆三浦九段は許せない人として将棋記者の名前を出している。
あれ、後藤元気じゃなかったのか。
後藤は渡辺の肩を持っているだけなのかな。
三浦九段は自分を信じてくれた人に感謝したい事を重に書いているけど、許せない人がいて実名まで出している。
しかも、その人は今迄の情報では出ていない人。
今の状況で迂闊に実名を出すはずない。
これは訴訟の準備が整いつつあると言う事か?

★僕は今回の事件は犯罪だと言いたい。
三浦九段は自分だけでなく、将棋界をめちゃくちゃにされたと思っているようだ。
なら、必ず訴訟を起こしてくれると信じている。
将棋界のためにも裁判にするしか解決しない問題だと僕は思っている。
それには谷川のお兄さんのしている活動が三浦九段の背中を押してくれる事を期待しているのである。

詰パラ2017・2月号(結果稿)D級順位戦

詰パラ2017・2月号(結果稿)D級順位戦
4.0は出て何とか昇級出来るかなと思っていた。
まさか4.43の高得点が出るとは思わなかっ……じゃなく……大駒4枚を空捨てするのは気持ちいいので、このくらい出て当たり前なのである(笑)。
解説に絶好調男と書かれているが、この作品は古い在庫作。確か柿木将棋を持ってない時に創った作品だったと思う。
今月号結果稿の他2作も在庫作。
つまり、絶不調なのであった。
僕は月2作のペースで投稿している。
これは初めは投稿し過ぎないように月2作に決めていたのだが、現在はその心配はなく、在庫を食いつぶさないと月2作のペースは守れなくなっている。
今年はと言うと1月は……あー投稿してない。

詰パラ2017・2月号(結果稿)短大23

詰パラ2017・2月号(結果稿)短大23】
古い在庫からの投稿である。
序盤4手以降は柿木将棋を持っていなかった頃の作品である。
この4手は柿木使って創ったから良い序が入ったとは言えないと思う。
初手は焦点捨て駒であるが、とりあえずやってみる手だし、3手目は駒取りで感心しないし、変化も難しいだけで味がない。
むしろ柿木将棋の弊害とも言える。
でも21手詰では発表する気にならなかった。
理由は不動駒が多過ぎるから。
4手足すと不動駒が減る分けでない。
25手あれば不動駒は仕方ないと言う、自分の気持ちのごまかしとでも言うか。不純である。
67桂、同と、66角、同と、67桂、同との6手はお気に入りで、これが詰上がり10枚以内の曲詰なら満足の作品であった。
まあ、それでも「ヌ」の字はカタカナ炙り出し曲詰の中で良い作品を創るのは最も難しいと思っていて、「ヌ」の字としては悪くない作品だと思っている。
実はこの作品が不動駒が多かったので、不動駒が少ない「ヌ」も創った。
特に良い作品でもないので、いつ投稿するかが問題である。

詰パラ2017・2月号(結果稿)中学校21

詰パラ2017・2月号(結果稿)中学校21】
気が付けばブログの更新間隔が空いてしまった。
裏短コンの解答発表がである(笑)。
まず中学校解説の冒頭に半期賞の選定は、中学校では評点を最大限に尊重するべきと考えている。とあるが僕は賛同する。
理由は半期賞予想が簡単になるから……ではないのである(笑)。
中学校の解答者数で2.8以上あれば受賞しておかしくない作品である。
複数ある時は担当者の裁量になるが、中学校は中々2作3作と2.8以上は出ない。

21三輪勝昭作であるが余り冴えない作品である。
古い在庫作なんで。
42は角にして33角成、53玉、42馬、44玉で以下作意にしたかったが、42馬に62玉の変化が長くなりダメ。
他の逆算は飛を取るしかなく、一応考えたが面白い展開にはならなかった。

☆高校21志賀友哉作は非常に面白い作品である。
評価2.60とまあまあ。
順位は…………あれ最下位だ(笑)。
2.60の点数は僕は好作の部類と思うが、作品のインパクトは2.8である。
池田俊哉氏の短評は、作品は褒めているが得点は出ないような予想である。
この作品は僕の推奨する「原形戻し」手法である。
「原形戻し」とはある目的のために手順をするのだが、その目的以外は他の配置が変わらないように、手順は再度元の形に戻すように創る手法である。
その目的は位置とか種類とか成駒とか色々ある。
この作品は成駒変換である。
中学校21の僕の作品も33角成、53玉、42馬、44玉となれば成駒変換である。
単純過ぎるがこの程度でもあれば面白いと思う。
志賀作は14角と23飛の2枚の成駒変換。
でも23飛は生飛のままで詰むので、欲を言えば23龍でないと詰まないか、23飛のまま原形戻しになると良いのだが、それは素材的に無理。
14角を馬にする。成るために成らずをするのが面白い。
でもそれ自体は新しくない。
飛を間に同じように不成で行き、成るのが入っている。
この組合せを、理論的にシンプルに出来ているのが素晴らしい。

某団体の元理事なら

YouTube林修先生のテレビで放映されたのが見れるのだけど勉強になる。
こんな問題があった。
調教師試験の問題である。
僕はしっかり再現出来ないので意味だけくみとって 欲しい。
《お前の厩舎の馬に禁止薬物を入れたと脅迫電話があった。さてどう対応するか》と言うものである。

「内はそう言った事の管理はしっかりやっているから、そんな事がある分けない。」と突っぱねるのが模範解答らしい。
なるほど。

★これ某団体の元理事なら実際に調教師でこう言う事が起きたらどうするか考えてみた。
ある厩務員が同僚のM厩務員が怪しい事をしていると報告して来た。
僕はこの某団体の元理事がどうするか予想が付いてしまうのである(笑)。
M厩務員が禁止薬物を入れたのなら大変な事になる。だから即刻謹慎処分にするだろう。

☆おいおいである。
普通、脅迫電話など真に受けるかよ。
まあ、本当なら大変だと警戒したとしても、ある厩務員の言っている事が事実かどうか調べるだろう。
それでいてある厩務員の言う事が事実だったとしよう。
そこで初めて怪しい事をしているので、本当に禁止薬物を入れたか徹底的に調べるのが、普通しなくてはいけない事である。
もし、この某団体の元理事のように、何にも調べる事もしないならバカとしか言いようがない。

★将棋界で起こった、三浦九段不当挑戦権剥奪事件はこのケースとほとんど同じだと思う。
元理事がバカでなかったらこの事件は起きていない。
それともう1つ。
明らかに間違っていたのが分かったなら、何故対処しない。

☆僕はこのブログで書いているが、挑戦者を再度三浦九段に戻せば、この事件はウヤムヤにする事で解決出来たはずである。
それはそれで許せないのだが。

★この事件は将棋連盟は失敗を対処する気がないのだから、三浦九段弁護士チームが訴訟するしかないと思う。