詰パラ11月号小学校結果稿⑩
【詰パラ11月号小学校結果稿⑩】
小学校結果稿⑩三輪勝昭作。
去年鈴川君のブログの「my cube」で行われた裏短コンの課題が「持駒歩なしの双方不成7手詰」であった。
ん?あっ、別に裏短コンの課題ではなかった(笑)。
裏短コンの課題ではないが、優勝の馬屋原 剛作はそれを課題として創った作品である。
その馬屋原作であるが、完成度が低く感じたので他の配置がないか試してみた。
結構考えたが、この図より良い図は浮かばなかった。
と言うかこの手順で完全作にするのも難しい。
僕がこの手順を与えられて創ったとしてら、この図より枚数は増えていただろう。
馬屋原作はこれで完成品だと言う結論に達した。
そこで僕も創ってみようと思った分けだ。
そこで出来た作品が、小学校⑩の作品である。
馬屋原さんは短評で自分の馬屋原作の上かなと言っている。
そんな事、自分で言うなよな。
馬屋原作が上だとは、僕が言うセリフなのである(笑)。
馬屋原作の方が枚数も少ないが、3手目が捨駒である。これこの課題では難易度が高い。
枚数もギリギリだと思う。
5手目を捨駒にするのも結構難しいと思うのだが、3手目と5手目を捨駒にするのはかなり難しいと思う。
一度課題だけでも挑戦してみて欲しい。
僕は20枚だが、これでも結構難しいはずである。
言ってみれば、この課題では良い作品にはなり難いのである。
これはこの課題を考えた鈴川君のセンスが悪いのである(笑)。
馬屋原作では決定的に気に入らないところが一つある。
31飛の配置である。
ないと3手目43銀生、25玉、43銀生、同玉から作意で詰む無駄手迂回が成立する。
無駄手迂回と言ってもこれはキズでなく余詰である。仮にキズだとしても馬屋原氏は許さないだろう。
でもそのために飛はもったいない。香にしたい。
香には出来るのだが香がない。
36香を飛にしたいが余詰む。
17香は横にずらせば、他の配置はあるとしても何枚か増えてしまう。
他を工夫して1枚増で済めば僕なら31香にするが、1枚増では出来ないと思う。
★結果稿の参考図2を見ると、香はもう1枚あるし、3手目も捨駒になっていないが、22桂は22香の誤植である。