コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

創作技術検定(捌き編)出題

【創作技術検定問題(捌き編)】

まずは創棋会通信+αのすらすら解ける20手台の解答発表の第2回③nono_y作を見てもらいたい。
図は
持駒 銀四
玉方 11玉、47角、61角、81飛。
詰方 54龍以上。

この作品、難しい変化がありそうで実は22銀、同玉、24龍とすると意外に変化はない。
以下32玉、33銀、41玉、44龍、52玉となる事は難しい読みは必要としない。
そこから53銀、63玉、64龍、72玉、73銀、83玉、84龍が見えるがこれは詰まない。
詰手順は創棋会通信+αを読まれたし。

創作技術検定の問題としては3銀1間打ちの作品を創れとなるのだが、それに条件があると言う事である。

nono_y氏がそう創らなかったのは前例があるからでそれがスマホ詰パラNo.6384 ジャイアン作である。
図は次の説明がし易いように左右反転させてもらうがこう。
持駒 銀四
玉方 11玉、21歩。
詰方 54龍以上。

これ、途中龍寄りが入っているが、何も置いていないのに価値がある。
趣向をするには龍寄りは入れたくないが、問題は収束。
この素材はどう上手くまとめても先に打った銀2枚は遊んでしまう。
僕の詰将棋感では、主要手順で指した駒が詰上りで遊んでしまう事は絶対に許されない。

★前置きが長くなったが出題問題である。
問題=nono_y作の紛れ手順のように1間おきに銀を打ち収束を付けよ。
条件=3枚打った銀を詰上りに遊ばせない事。
勿論、捨てて消すのが理想である。
銀の最初の打ち出しは23でも33でも可。
途中龍寄りは不可である。

☆かなり難しいと思うので、ここで一つ緩めた条件も出題しておく。
33銀の打ち出しとして73銀、83玉の局面からでも良しとする。
つまり、趣向は成立していなくても良しとする。
そのくらいこの銀2枚は捌き難いと思う。
僕は模範解答を用意しているかと言うと実は何もない。
なので、僕も出来なく解答も一人もいない場合は、この検定問題は有耶無耶になってしまうのである(笑)。

創作技術検定問題(捌き編)出題予告

★現在、創作技術検定問題を出題中である。
先日、解答者全員に詰棋本の進呈とした。つまりタダで本がもらえるのである。
しかし、不思議な事に解答者は1名なのである。
そう、僕にしてみれば何故1名の解答者があったのか不思議なのである(笑)。
これに関しては来月の解答発表(日にちは未定)までに解答を頂ければ詰棋本を進呈するので、遠慮なく解答を頂きたい。
勿論、解答が殺到すればこの企画は有耶無耶になるのである。
……が、その心配はないだろう。

☆どうせ解答が来ない事を良い事にさらに創作技術検定問題を出題したい。
条件を達成した解答者全員に詰棋本を進呈する。
これは解答者はいないと高を括っているから出来るのでない。
解答者はいない(いても1名位)との読みがあるからである。
まあ、難しいと言う事だが、それより面白くないから誰も考えないだろうなちゅう事である。
と言う事で次の記事で出題するのである。

創作技術検定(3桂連合編)ヒント③

☆創作技術検定(3桂連合編)のヒント③である。
ヒント①②で玉位置が変わり、13の利きは桂でなくなっているが、原作で説明する。

★桂の持駒がないなら、23歩合をどうやって詰ますかを真っ先に解決しなくてはいけない。
もし、13に玉方の利きがないなら、31角、12玉、13角成、同玉になりこれなら詰む形にするのは簡単である。

☆でも作意では13銀と捨てる。
玉方の13の利きは必要。
初形では13に利いていないが、収束に入ると13に利きが出来る。
そんな都合が良い事があるのか。
……これが原理のヒントである。

★後は細かい読みが必要になるのでヒントは以上で終了である。
僕の案はこの原理で作図したのである。

☆この原理の推敲図でも、別案でも検定問題の解答が出来た人は是非コメントをお願いしたい。

創作技術検定(3桂連合編)ヒント②

★創作技術検定問題3桂連合編)のヒント②である。
まずは前ヒントで玉位置は22でなくなっていたいるが、説明は原作でする。

☆収束は7手詰として13同桂と取っているが、別の駒にしてみよう。
他の駒で代用するとしても、この7手収束が可能な駒は桂以外には実は一種類しかない。

★桂でも3桂連合は可能だが、他の駒にする事により、違う可能性が見えて来るのである。

創作技術検定(3桂連合編)ヒント①

★現在主題中の創作技術検定(3桂連合編)のヒントである。

ヒント①
僕は玉位置は22では出来ないと思う。
まずは縦横に位置を変えよう。

☆又、明日ヒント②を書く予定である。

創作技術検定(3桂連合編)景品進呈のお知らせ

★前記事で主題した創作技術検定(3桂連合偏)の解答者全員に景品(詰棋書)を進呈したいと思う。
こないだ某ブログの懸賞で当選者は1名だけとケチケチしているのを見たが、当ブログでは解答者全員なのである。
ま、これは解答者はほとんどいないと高を括っているから出来る事なのだが、実際に解答が沢山来たらどうするのか。
その時は、この記事は消滅しているのである(笑)。

☆尚、難問だと思うので次の記事ではヒントを書く予定である。
簡単だと思う人はヒントなしで考えて頂きたい。

詰将棋創作技術検定(3桂連合)

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詰将棋創作技術検定3桂連合】

詰将棋創作技術検定のネタが見付かったので主題したい。
写真はスマホ詰パラNo.9894 つやまる作。

★この作品、僕は初手はいらないと思う。
香の打ち換えになっているが、香は下にあった方が有利なので、打ち換えの妙味はない。
ま、これはどうでも良い事。
3手目25香からの応酬が実に面白い。
後半は既成手順ではあるが、好作である。
3手目~12手目は35歩を置いただけで成立いるのが素晴らしい。

☆さて、今回の検定問題はその素晴らしい点をどぶに捨てるのが狙いである。

問題=持駒 桂をなくし3手目26香、25桂合の2手を加えよ。

収束はこの収束を使う事。別の収束にすると新作になってしまう。
初手は最初に書いた通り不要。香打ちでなく角の空き王手でも構わない。
横移動・縦移動可である。多分この位置では無理。

★出来た人はコメントを。
かなり難しい問題と思うので、だれも解答者はいないと思うが、気が向いたら解答発表をするつもり。