コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

短編名作選での自慢

★「短編名作選」で僕がナンバーワンな事がないか探してみた。
こう言うのは無理矢理でも探すものである(笑)。
僕の作品は5作選んでもらえた。
10作を上限とされていたようで、それは2人いる。

☆僕の作品での最初は第36番。そして最後が第397番。
この最初から最後の間が僕が一番長い。
無理矢理探したナンバーワンなのだが、活躍期間が長いと言う意味で威張っても良いのではなかろうか。

★99番以下と300番以上で採用がある作家は少なく、僕以外には有吉澄男・谷口 均・中村雅哉・原田清美・山田康平・若島 正の6氏しかいないようだ。
惜しいのは有吉弘敏氏で第19番に収録があり、最近も活躍なのだが、最近の活躍は平成28年以降なので、最近作の収録はないのである。

迷惑本到着(笑)

★今日、ある本が届いた。
皆が全国大会で買おうと思っている本である。
僕は全国大会に行かないので、直接送金したところ送ってくれたのであるが、今週末に届くとは大迷惑な話である。
全国大会に行かずに投稿用紙を書く事と創作をする予定が、おじゃんになってしまったのである(笑)。
この本があっては投稿用紙を書いたり、創作したり出来る分けないじゃんかヨー。

あっ、これからこの本を読むのに忙しいので、次のブログの更新はいつになるか分からないのである。

sunrisepa作質駒発生案

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スマホ詰パラNo.9571 sunrisepa作の64馬は56馬にすると、65馬の手が43桂合を質駒発生させる手になり一案だと某氏がTwitterニ書いていた。
だが、このまま56馬にするだけでは65馬が意味は面白いのに、指したくて仕方ない手になってしまう。

☆そこで、考えたのが写真の図。
作意は65馬、43桂合、22香、同龍以下で、22香、同龍、同と、同玉、55馬、44桂合、同馬、同金は作意と違い玉方43桂がない。
初手65馬は43桂質駒発生の手になる。

★52歩は2手目43歩合を詰むようするための駒。
43歩合を詰むようにするには51馬にすれば52歩はいらない。
すると初手65馬と22香の手順前後が成立する。
この形は65馬を初手にするには難しく、22香(歩)、同龍、65馬を作意にする事になる。
51馬なら 詰方14桂、玉方 32龍にするとかである。

☆いくら質駒発生が面白くても65馬に抵抗はない。
発表図は54馬でなく65馬に意外性がある。
僕なら写真の図にするだろうが、発表図も作者の主張がある図である。

詰将棋とは何か

★藤井四段は残念ながら29連勝でストップ。
いつかは負ける分けだし、新記録を達成して負けるのは持っていると言おうか、天が与えた必然を感じた。
加熱報道もあり藤井四段に関するものは何でも売れた。
しかし、詰将棋が流行る傾向は感じない。
何故なんだ。
オタク趣味と思われたか。
一つ言えるのは詰将棋は何かと問われて、こう言うもんだと分かり易く説明が出来ないと広まらないと思う。
そこで、詰将棋を知らない人に、詰将棋とは何かと聞かれたらどう説明するか考えてみたい。

詰将棋とは=①将棋の詰みの部分を一つの手順しか詰まないようした問題である。
②問題作成者はそれに面白いとか楽しいとか難しいとか格好いいとかのさまざまな意志を持って作る。だから詰め将棋の問題を作品と呼び、「詰め将棋」は「詰将棋」と書く。
③細かいルールはあるが、興味があるなら教えます。

これでどうだろう。

スマホ詰パラNo.9571 sunrisepa作

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☆今日はスマホ詰パラの好作を取り上げてみたい。
傑作と言う人もある作品である。
この作品はバビル3世さんもブログで取り上げるはずだが、バビル3世さんは被る事は気にしないでブログに書いて欲しい。
バビル3世さんのブログと、このブログは読者層が違う。
このブログはまともな人は読んでいないのである。
と言うか、まともな人に読まれると困るブログなのである(笑)。
そう、今このブログを読んでいるあなたは、もう既にまともではないのである(笑)。

★上の写真はスマホ詰パラNo.9571 sunrisepa作。
これを12手進めて52銀・53歩を省くと下の写真の図になる。

下の写真からの手順は15飛、14角合、25桂、24玉、34金、同玉、33桂成、24玉、43成桂、13玉、25桂、22玉、33馬、31玉、42成桂、21玉、13桂不成、同香、25飛、同角、32成桂、12玉、22馬迄。

最後23金合とすると同手数。
ちょっと気になるところである。
……と言おうものなら風みどりさんに「ビョーキ」と言われてしまうのである(笑)。
まあ、気になってもどうしようもないところだ。

☆僕はこの手順は自分で創った手順とは言えないと思う。
この形はこうなるようになっていたのを発見しただけ。
……とこれ、けなしているようで実は褒めている。
形からこうなるようになっていた手順は変えられない。つまり完成形なのである。
そして、詰将棋作家は初めから出来ている手順=完成形を追い求めているのである。
言わばこう言う手順は早い者勝ちなのだが、焦って探さなくでもいくらでも残っていると思う。
形から手順が完成している素材は、看寿賞を狙える。それ故、簡単には見付からないのではあるが誰にでもチャンスはある。

★この作品、この完成形からの逆算と思う。
手順は22歩、同龍、65馬、43桂合、22と、同玉、66馬、44桂合、同馬、同と、33金、13玉以下。

僕はこの序は好きでない。
多分、僕が少数派だと思う。
スマホ詰パラだと不正解だと初形に戻り、正解だと応手をしてくれる。
65馬に43桂合でおおーっとなる。
実はこの65馬は後で66馬と引いて合駒を稼ごうと言う凡手。
65馬の瞬間、おっとなるので、スマホ詰パラ発表は得だった気がしなくもない。
それでも、43桂は質駒の素材だったのを合駒で発生させる意志のある序を創れるこの作者はただ者ではない。
僕は本誌に発表のある作家だと思うが、スマホ詰パラだけの人かも知れない。

☆兎に角、この作品が好作なのは間違いなく、世間では傑作と評価する人もある作品である。

看寿賞とは何か?

看寿賞とは何なんだろう?
看寿賞とはその年の特に優れた作品に授けられる賞と言う認識で間違いはないと思う。
ところで詰将棋作家として看寿の地位はどうだろう。時代を考慮しなければ僕は看寿より優れた作家はいくらでもいると思う。
勿論、賞の名としてパイオニア名前を冠するのは当然なのだが、同時期に宗看がいる。
双璧と言ってよい二人は甲乙付け難い。
宗看を推す人もいるに違いない。
看寿は何が優れているか?
それは主題に使った駒を必ず捌いている事である。
看寿の作品はそこに美しさがあり、看寿賞と名前が冠される事になった。

☆そこで、看寿賞は看寿の作品に一番近い作品に授けられる賞かと言うとそうではない。
現代では看寿の創り方が最高とされていないのじゃないか。
看寿賞とはその年の特に優れた作品に授ける賞であり、看寿の作品に近くなくても看寿賞なのである。
ならば、看寿賞でなく別の名称に変えた方が良いと思う。
将来は藤井賞が良いと思う。
今、こんな話をしても時期早々だが。

★実は僕は看寿の創り方、つまりやりたい事が終わった後、それに使った駒を捌くのが好きで好きでたまらないのである。
そこで思うのが、看寿賞。
代々の看寿賞はその年の最も優れた作品に与えられる格式高き賞。
それは名前を変えて継続し、看寿賞を新たに作って欲しい。
その看寿賞は本当に看寿らしい作品に与えられる賞として。
勿論、格式は以前の看寿賞の方が高い。

☆ここまで、書いた事はこうなったら良いなと思うが、夢として思うだけでそれを望んでいる分けではない。
ただ、現実として思う事は現行看寿賞の候補になる作品は全く創りたいと思わないない。
僕が本当に創りたいのは、夢看寿賞(あったとして)の候補になる作品なのである。

今月のちえのわ雑文集

★今月号のちえのわ雑文集は本人が書いている。
出来たら本人が書かなくても良いよう、みんな協力して上げて欲しい。
何故、僕がこれを言えるのか?
それは、僕はもう既に1回書いているので、言えるのである(笑)。

☆本人、ご自賛のようだが、僕には気に入らない事が一つある。
字が詰まり過ぎである。
読ませる文なので、改行を上手くして空白を作る。
エッセイ文は絶対、字が詰まってちゃダメだと思うな。

詰将棋に評論家が必要と書いている。
僕は詰将棋作家はほとんど評論家だと思うな。
ただし、評論活動をする場がない。
これ設けて欲しいと思う。
まずは鈴川君にやってもらいたい。
そうなれば、僕は水を得た魚のように鈴川君を反論したいと思う(笑)。
評論家は同じ意見の人ばかりでは詰まらないからである。

詰将棋評論を遠慮なく言える場があるなら、この作品ここがダメなんじゃないかと平気で言える。
僕が冗談を言って誤魔化す必要はなくなるし、詰将棋はボロクソ言われてなんぼ。
本当にゴミ作品なら、評論家はボロクソ言えないものなのである。