コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

看寿賞とは何か?

看寿賞とは何なんだろう?
看寿賞とはその年の特に優れた作品に授けられる賞と言う認識で間違いはないと思う。
ところで詰将棋作家として看寿の地位はどうだろう。時代を考慮しなければ僕は看寿より優れた作家はいくらでもいると思う。
勿論、賞の名としてパイオニア名前を冠するのは当然なのだが、同時期に宗看がいる。
双璧と言ってよい二人は甲乙付け難い。
宗看を推す人もいるに違いない。
看寿は何が優れているか?
それは主題に使った駒を必ず捌いている事である。
看寿の作品はそこに美しさがあり、看寿賞と名前が冠される事になった。

☆そこで、看寿賞は看寿の作品に一番近い作品に授けられる賞かと言うとそうではない。
現代では看寿の創り方が最高とされていないのじゃないか。
看寿賞とはその年の特に優れた作品に授ける賞であり、看寿の作品に近くなくても看寿賞なのである。
ならば、看寿賞でなく別の名称に変えた方が良いと思う。
将来は藤井賞が良いと思う。
今、こんな話をしても時期早々だが。

★実は僕は看寿の創り方、つまりやりたい事が終わった後、それに使った駒を捌くのが好きで好きでたまらないのである。
そこで思うのが、看寿賞。
代々の看寿賞はその年の最も優れた作品に与えられる格式高き賞。
それは名前を変えて継続し、看寿賞を新たに作って欲しい。
その看寿賞は本当に看寿らしい作品に与えられる賞として。
勿論、格式は以前の看寿賞の方が高い。

☆ここまで、書いた事はこうなったら良いなと思うが、夢として思うだけでそれを望んでいる分けではない。
ただ、現実として思う事は現行看寿賞の候補になる作品は全く創りたいと思わないない。
僕が本当に創りたいのは、夢看寿賞(あったとして)の候補になる作品なのである。