コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

神頼み

★僕は神頼みをした事がない。
信心がないんで。なんちゅうバチアタリと思われるだろうが、実際にバチは当たっているので問題はないのである。
そんな僕が初めて神様にお願いしたい事が出来た。
それは三浦九段が刑事告訴して、悪人を刑務所にぶち込む事である。
実際に僕が神様にお願いしては逆効果なのでしていないが、バチは当ててくれて良いから悪人は刑務所に入れて欲しいと願っているのである。

詰パラ2017・1月号(結果稿)小学校19

詰パラ2017・1月号(結果稿)小学校19】
この作品の狙いは34龍からの両王手である。
ハッキリ言って詰将棋マニアにはミエミエである。
実はこれの原案は名古屋の全国大会の解答競争に出している。
その時は33玉、34銀の形で13飛、44玉、43飛成と90度変換した手順であった。
小学校発表図なら23飛を持駒にして、33玉の形から31飛、44玉、34飛成の手順である。
あえて発表するのもバカバカしい手順である。
それでも何とかならないかと色々考えていて浮かんだのが邪魔駒消去になる手順である。
そうした時に絶対に避けられない欠点がある。
25飛成に44玉の変化で作意の34龍で詰んでしまう事である。
この手順構成にしたら主眼手は33玉なのだ。
それが単なる手数伸ばしにしかならないとは。
せめて34龍以外の早詰順は用意したが、解答者は44玉の変化でどちらが先に見えただろうか?
それから発表図は初手は僕なら35金を読む。
以下25飛成、44玉でなら25飛成、44玉で金捨てる事ないなとなり紛れの価値は低いかなってところである。
最後にこの手順なら33玉の形で23飛打から初めたいところであるが44玉が詰む分けない。
作意が23龍を34龍と捨てているから不可能である。
でも詰方34桂を置く方法はある。44玉なら43飛成で34桂があるから詰むようにするのである。
これは気が進まないから止めた。
この7手でも俗手が連続しているのに、さらに連続してしまうからである。

年賀詰

年賀詰である。

①持駒 飛桂桂
玉方 43玉、44成桂、 45と、62香、66銀
詰方 24龍、34歩、35金、41馬、67桂以上。

②持駒 なし
玉方 35角、52桂、55玉、63金、83馬
詰方 37金、43銀、44金、53銀、57銀、73銀、78龍以上。

解けたらコメントをお願いします。

★これは名無し名人さんのブログが限定公開なのを良い事にこちらに転載したもので、名無し名人作である。
本人の許可は取っていない。
なので、苦情が来たらこの記事は削除しなくてはいけないので、早く解いた方が良いのである(笑)。

詰パラ2017・1月号幼稚園年間表彰

詰パラ2017・1月号46ページに幼稚園年間表彰が
されている。
この時期に2015年発表の作品からである。
その中に僕の作品が話題作で表彰されている。
実は賞品もパラと同時に届いた。
まず、思ったのが何故僕が優秀作でないのかだ。
僕は賞品をもらっておいて文句を言う人なのである(笑)。
冗談おいて、これちょっと良いなって作品を幼稚園に沢山発表したいと思っているのだけど、中々出来るもんではないのである。

☆幼稚園はまず投稿出来る作品を創りたい。
究極の目標は三輪さんの作品は良いけど、いつも上げてるから今年はいらんだろうと言われるようになりたい。
ただし、こうして欲しいとは言ってない(笑)。

詰将棋自動創作ソフト

詰パラ2017・1月号のちえのわ雑文集は久保紀貴氏のコンピューターの自動創作ソフトが開発されたら未来はどうなるかと言うものである。
簡単に言うとそうなれば詰将棋作家の楽しみが奪われてしまう。そのようなソフトは開発されない方が詰将棋界のためだと言いたいようだ。

★実際に詰将棋自動創作ソフトが開発されれば、久保氏言っている事になるだろう。
だが、僕は久保氏とは正反対の意見である。
僕は詰将棋自動創作ソフトは開発された方が良いと思っている。
理由は簡単。もっと良い作品をみたいからだ。
コンピューター自動創作ソフトが開発されたら、久保氏の言う通り今までの詰将棋作家の楽しみは奪われてしまう。
でも新しい楽しみが生まれるのである。
そもそも人材とお金をかけないと大したものは出来ないのだが、もし人材とお金をかけたとしたら、どんな自動創作ソフトが出来て、どうなるか書いてみたい。

☆まず自動創作ソフトは三つのタイプが可能だと思う。
①条件入力全探索型。
これは今月のデパートの作品がそれに当たる。
配置なり入力して、それで全検索して完全作を全部拾い出す。
それは詰将棋になってないものがほとんどだが、コンピューターに詰将棋になり得ているものを抽出させる事は可能だ。
人間はその中から特に良いもの探す事になる。
そんなのが自分の作品かだが、条件入力があってこそなので自分の作品だと言って良いと思う。
そしてこの創作が面白いかだが、これだと面白くない。
僕は根本的にこのタイプのソフトでは良い作品はほとんど出来ないと思っている。
だがこのソフトは利用の仕方で凄く良いものが出来るようになる。
例えばデパート⑤の作品。僕は序盤8手には魅力を感じない。少なく共、他の手順に変える事は可能である。
しかし、72馬以下は完成された手順だ。
ここから別の逆算をすればもっと良い作品になり得るのである。
この作品に限らず、このソフトで出てくる作品には部分的に良いとか、部分的に非常に悪いとか加工の余地があるものが大半なのだ。
言わばこのソフトで創れる作品は宝石の原石でしかない。
人間が加工して輝くものにする。この作業が人間に残されているのである。
宝石の原石を探す事だけが楽しいなら、その人は楽しみが失われてしまうが、普通磨いて輝ける宝石が出来たら楽しいはずだ。

②逆算型。
これはある収束素材を入力すれば、コンピューターが勝手に逆算してくれると言うもの。
逆算可能な手順が沢山あれば、方針を入力すれば自動検索してくれる。
それか2手とか4手とか細かく区切り、自分で見込みのありそうな形を選択しながら進んで行く方法を使う。
両方を組み合わせるとすると、これ自分で創っているのと同じである。
自動創作ソフトではなく、創作支援ソフトになるだろう。
このソフトなら楽しみを奪われる事はない。
まあ、苦労して創る楽しみはなくなるが。
これが開発されると作家の実力差はほとんどなくなって来るだろう。

③手順入力型。
手順を入力すればそれが成立する図面を創ってくれる。
一つの手順として図面としては何万もあるが、少ない使用駒数から自動選択する事になるだろう。
夢のようなソフトだ。
だが、こんなのが開発されたら、久保さんの言う通り、創作する楽しみは完全に奪われてしまう。
……とは思わない。
詰将棋は手順構成が良くないと酷い形にしかならない場合がある。
この手順構成を見直す作業は残るのだ。
詰将棋は何かちょっと変えるだけで、急に完成度が高くなったりする。
僕はそれが詰将棋創作の一番の醍醐味だと思っているくらいだ。
勿論、完成された手順ならコンピューターが最初から完成品を出してはくれるが、それは手順入力をする作家のセンスである。

☆コンピューターで自動創作が可能になっても、それは宝石の原石でしかなく、それを磨いて宝石にするのは人間だと言う事だ。
原石探しだけなら楽しみはなくなるが、原石がゴロゴロ見つかるのだから、より多くの人が良い作品を創る事が可能になるのである。

★自動創作ソフトが開発されたなら良い事ばかりなのだ。
……とは思ってはいない。
僕は久保さんとは違う事を危惧している。
まず、発表先が足らなくなる。
良い作品を創る人が増えるのだから当たり前である。
発表先(インターネットの乱立)は増やしたとしても、解答者が大変だ。
供給過多、需要不足は現在もこの傾向があるのにさらに酷くなる。

☆それから改作競争が盛んになるだろう。
詰将棋作家総三輪化になるのである。
やっぱり詰将棋界は久保さんの言う通り絶望なのである(笑)。
僕は改作が盛んになる事が詰将棋界の理想と思っている。
だが、本当にそうなったら、何らかのトラブルが起きるだろうと予想している。
それはソフトが悪いのではなく、人間が悪いのだが。
それを乗り超えられたらさらに詰将棋作家として楽しい世界になると思っているのである。

今年もありがとうございました

当ブログを読んで頂きありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。
最後に三浦九段不正竜王戦挑戦権剥奪事件の記事は4日で1600のアクセスがありました。
その割にコメントは一つだけ。
不利飛車命さんコメントありがとうございます。
この件のコメントは当然未公開になります。
この事件に関しては、三浦九段側としては裁判に勝てる証拠を掴んだとしても示談に応じて欲しくないと言う気持ちです。
そのくらい将棋連盟は悪質な事をしていると思っています。

★最後だけ何故かですます調なのである(笑)。