コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2015・11月号(結果稿)ヤング・デ・詰将棋①

詰パラ2015・11月号(結果稿)ヤング・デ・詰将棋

この作品は非常に気に入っている。
僕には珍しい完成品と言えると思う。
ただ完成品過ぎて、今迄誰か創っていても良さそうな気がしているが、誰も創ってなかったようである。

★さて詰上がりだが、これはモデルメイトだろうか?
31には香が利いているのかいないのか?
32に駒がいるのだから利いてはいない事になるからモデルメイトだろう。
決まった収束だと思っている。
が、ちょっと釈然としないところもある。
33歩がいなければ、1手前の31飛成で詰んでいる。
つまりいらない駒である。
最終手で言えば、32とがいなくても35香が死命を制している。
本来は逃げ道阻止係のはずが、自分が主役になろうとしている奴だ。何て考えてしまわないでもないのである。
んっ?しまった!余計な前記事を書いてシマッタ。……とここで書くだろうと思ったら大間違いである(笑)。
そうもいつもいつも同じ失敗はしないのである。今回はちゃんと考えて書いているのである。
この詰上がりは飛を捨てて、32金、33歩の形に準ずる気持ち良さがあると思っているのである。