コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

発表作=2015・8月号(結果稿)中学校25

詰パラ2015・8月号(結果稿)中学校25

まず、銀中合から8手を創ろうとした。
銀中合をどうやって発生させるかであるが、それ以上に難関があった。
初手が駒取りしか出来ないのである。
一段上げて銀不成はなしにすれば可能である。
銀不成と言っても、作意も成立する変別限定に過ぎないのでなしにしようかとも思ったが、1手詰を阻止するのだから変別限定の嫌みはなかろう。
色々迷っていたら、成桂を取る手なら可能ならば、桂の移動捨て合にすれば良いと気付いた。
そこからはいかに変化をスマートにするかになる。
57歩・67桂は実にスマートに決まっていると自負している。
この作品は半期賞の可能性は3割くらいあると思っていた。
残念ながら半期賞にはならなかった。
3割なので予想は当たったのである(笑)。
でも残念がる事はない。
これで看寿賞をより期待出来るのである(笑)。
勿論これは面白い冗談である。
看寿賞は期待もしていなければ、可能性があるとも思っていないのが、本心である。
何せ半期賞より今は選考基準が甘い短編賞をもらっても意味がないのである。………おっとっとっと!一言余分。この1行は言及はなしである。
このブログは後から編集可能なので、言及する人があれば、その時はこの1行は消えているのである(笑)。
57歩・67桂は配置的には変化に2枚使っていて、奇異ではあるが4手目の変化は36馬と指したくなる形で、37馬の変化は銀中合を予測させないところで優秀な配置と思う。
もし、この2枚の配置がなしで成立したのならば、それこそ本当に看寿賞を期待したかも知れないので、これで良いのだ。ははははハッ(謎の笑)。