チョーナンセンス作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

新春創作技術検定解答

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【新春創作技術検定解答発表】
☆少し早いようだが、新春創作技術検定問題の解答発表をする。

問題=持駒 飛飛金で後から飛捨て→飛捨て→尻金迄の5手詰を創れ。

★まず、最初に用意した解答図は前の図で、出来は悪いがまずはこの図で解説する。
さてどやって実現するかであるが、原理的には方法は一つしかない。

①飛金の後から飛捨て→金打ちの3手詰はこの角香のパターンしかない。
②もう1回飛捨てを入れるには54飛、55合に34角成が可能になるようにするためしか理由は付かない。
③そうすると3手目34角成、45合、54飛の余詰防止が不可能。

☆一旦③の理由で不可能課題と思ったのだが、不可能は単玉の場合。
双玉にして45合を逆王手にすれば可能に気が付いた。
④テキトーな図に2手目すると53飛に55合で不詰。
実は不詰になるのが鍵。
55合の時53飛なら詰み、54飛では詰まない形を考えれば良いのである。
⑤現実にどうするかだが、45・65の箇所は54同香、34角成の変化のため詰方の利きが必要。
54飛で詰まなくするには、45あるいは65金から54飛を取られて詰まない理由にすれば出来る。

★原理として①~④迄は唯一絶対。
⑤に関しては絶対ではないかも知れないが、他の方法は考え難い。

⑥55合の変化を詰ますには45か65に利いているが指すと利かなく手と言う事になる。

☆ここまで原理は分かってもらえただろうか。
⑥の条件を満たす手は唯一ではないが、沢山もない。
かなり限られている。
僕が最初に浮かんだ案は上の図であった。
これだと3手目34角成を詰まなくして、2手目55合を詰ますには45桂、65玉に63飛成で合駒がなしにして詰ますしか方法がない。
ちょっと酷い解説図を用意していたのである(笑)。

★下の図であるが、ブログのコメントを見たら既にtsumegaeruさんが考えていた原理図である。
但し、72香・84銀は玉方75歩であった(図はちょっと違うが原理として)。
その場合どうなるか。最終手余詰が発生する。
この最終手余詰は最終手不問であっても認めてはならない余詰である。
68銀、66玉、77金の手は変化で詰ませている手順である。
で作意はどうかと言うと、尻金以外にこの手順で詰むのである。
これは最終手余詰不問論者でも認めてはならない余詰なのである。

☆tsumegaeruさんも余詰と考えてこの図での発表は諦めたようである。
しかし、この余詰は消せた。
角の位置が変わる事で詰まなくするには角の後に香を置くしかない。
こんな簡単な事に何故tsumegaeruさんが気が付かなかったのか。
多分時間がなかったのだと思う。
僕はこのブログ展に参加したいと思っていたが、中々作品が出来なくて焦っていた。
締切りギリギリになってやっとこのネタで行こうと言うのが浮かんだ。
投稿図は簡単な事を見落として完成図は逃してしまった。
tsumegaeruさんのTwitterとか見ると同じような状況だったように思われる。

★尚、ほっと氏はtsumegaeruさんのコメントに対して試作品って感じと言っているが、テキトー発言過ぎる。
最終手余詰を修正したらこれ以上の図はない。
43とは余詰筋が強力なので省くのは大変だと思うけど、初手が焦点捨て駒なので不要でも置きたいくらいの駒である。

☆僕は完成図で発表出来なかったのは残念だが、裏短コンは参加する事に意義があると思っている。
参加出来て良かったと思っている。
これはtsumegaeru氏も同じだと思うのである。