チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

高校半期賞大崎作の配置の意味

★高校半期賞大崎作は本当にこの配置が必要なのか考えてみた。

☆まず、6手目同桂だとどうなるか。
57香、46玉、55銀なのだが、この55銀以外に詰筋を作るのは難しい。
それから14手目46玉のために36とであるが、これは代替えの可能性はなくはないが難しい。
そして、作意の構成上35・36・45に詰方の利きが必要。
さて、26銀、35と、38歩の配置だが、それは平凡に2手目47香合で56角成、同玉、66金、同玉、69香、56玉、57歩、46玉、55銀、同玉、47桂、46玉、37銀の変化のためである。
この時、47桂に注目。37銀に35玉と逃げれない。
これ最初から35に利きがあると(37銀とした時)初手37銀で詰んでしまう。
この辺は巧く出来ていると言うか、創作でかなり苦心したと思われる。
代替えの方法はあるか。他にないか考えてみたけど浮かばない。
作者も他にないと思っているだろう。

★次に78歩・87と。88歩・97との配置。
これは8手目68飛不成で77玉を詰まし、68同香、77玉を詰まなくする配置である。
これも巧い代替えは浮かばない。
78歩は10手目歩合防止も兼ねているし、87とは68同香と飛を取られた時の77玉、67馬、88玉、98飛の余詰防止。
この部分だけで4枚も置いているが、3枚で済ませる代替えはないだろう。

☆63とは3手目より47香、同飛成、56角成、同玉、74馬の余詰筋があるので74馬は許せない。
これだけなら代替えはあるが、後述する筋から結局はこれが最強なって来る。

★24と、29と、43歩は何故か?
3手目47歩に同飛成は絶対でこれは詰んではダメ。
2手目47飛合は詰まなくてはいけない。
この違いは持駒に歩が余分にあるかないかだけでしなくてはいけない。
厳密には47飛が成っている事で詰まなくする方法はなくはないが、詰筋が37銀又は55銀から47桂と飛を取ってしまうので、それは難しい。
その方法を考えてみたが、歩があるかないかで差異を求めるとなると余計駒がいる。
43歩を置いてでも、香があるかないかにした方が良さそうである。

☆それが24とのようだかこれは代替え可能。
29とは2手目同香の余詰消したが、これ24とがないて29とだけでは余詰むようだ。
これわざとそうしている感じで1枚だけで余詰防止は可能。
それは玉方18とが良いと思う。

★24とは2手目47飛合には37銀以下巧い変化だが代替えを考えてみた。
まず、12馬を23角(24となし)はどうか。
2手目47香、同飛成、37銀、35玉は………詰まないよね。
この形、香を持駒にして13手駒余りならOKだよな。……ん、詰むには詰むが全然13手じゃ詰まないよ。

☆でも、この形成立してるんじゃないの。
37銀はダメでも55銀がある。
49香、47飛合、55銀、同玉、47桂、64玉、45香、73玉、63香成、82玉、62飛、81玉(83玉には56角成がある)、72成香、92玉、73成香で同手数駒余りで割り切れているはずである。

★つまり12馬→23角。24と・29と→18と。
1枚減っただけだが、多分これが完成図である。
作者は老後に5枚減らすと言っているが無理なのである(笑)。