チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

詰パラ3月号(結果稿)短編コンクール順位予想回顧

詰パラ3月号(結果稿)短編コンクール順位予想回顧】

☆優勝作久保紀貴作の僕の予想は2.4以下であった。
何でこんな下らない作が1位なんだと思い解説を見たら、解答誤解しているじゃんかよ~(笑)。
初手54桂だと思ってた。53玉には55飛、44合、45桂迄と読んで、それだと2.4くらいの予想は妥当だと思う。
久保氏が僕のブログを読んでいるかは知らないが、久保氏や他の人は何でこの作品がこんな低評価だと思ってはいないだろう。
誤解してやがるとほくそ笑んでいたに違いない。

★で、改めて久保作の評価をしたい。
初手34桂から角を動かすと、菱形を描き1回転する事になる。
これは大きな評価の要素だが、それで54桂経由のように単純では2.7を越えてはいないと思う。
34桂だと香と角の焦点なのが味が良い。
しかも同香の変化は味の良い好変化である。
そして、自ら飛筋を止める飛の前に打つのも味が良い。そもそも邪魔の飛なのに(笑)。
54桂とは段違いなのである。
3手目も54角よりは少し味が良い。
そして、5手目は解説にもあるが、初手34桂なら5手目では成立しないようにする創作上の難易度もある。
初めからちゃんと解いていたら2~3位で予想していたと思う。
解けなかったのは力足としても、54桂で単に角が動いているだけで久保氏が満足するかと疑問を持たなくてはいけなかった。
久保氏は軽い仕様を好むのはあるが、明快な狙いを持って創作する作家である。
54桂経由の角がただ動くだけで満足する人だと思ってしまったのは、失礼な事をしたと反省しているのである。

☆ところで解説でルントラルフがプロブレム用語で回転を意味しているとあるが、違うんじゃないの。
スイッチバックと言う用語は動いた駒が元いた位置に戻る事だと思っている人が多いと思うが、その解釈は不充分。
1回動いて戻って来る事。行って戻るの2回しか動かないのがスイッチバック
では3回以上動くのは何と言うか?
それがルントラルフだと僕は聞いている。
スイッチバックより上級だから別の用語になっていると僕は認識しているところである。

★他にもプロブレム用語が解説に出てくる作品がある。
39原田清美作の「モデルメイト」である。
これも説明がおかしい。
モデルメイトとは詰上がりに詰方の駒の利きが重複しない事である。
これは若島正氏に僕の方からメールをして聞いた事なので間違いないはずである。
詰上がりに詰方の駒の利きが重複しない詰上がりをチェスでは何と言うか聞いたら「モデルメイト」と教えて頂いた。
でも全面なのか、詰上がりに関与しない駒があっても良いかは聞き逃してしまった。
まず、全面に関してはチェスは全面でも詰将棋は玉の周辺のみにして用いれば良いと言うのが僕の持論である。
後者の詰上がりに関与していない駒がある場合は、他の人からその場合は違うと聞いている。
詰上がりに詰方駒利き重複なしで関与しない駒がある場合は「ピュアメイト」と呼ぶらしい。
であれば解説の説明は間違いではない。
たが、詰将棋は詰上がりに関与しない駒がないように創るのが基本。こうなっていて当たり前なのだ。
だからあえてプロブレムを使って褒めるほどではない。
モデルメイトと言う限りは〈詰方駒の重複がない〉事が重要。この説明がない解説はおかしいのである。
このモデルメイトは詰方駒重複無しを意識して創作する事が重要とまで行かなくても、心掛ける事により作品は良くなる。
一言で言うとキレが良くなる。
「モデルメイト」は役に立つので、詰方駒重複無しを意味する事として解説には使って欲しいものである。

☆順位予想回顧はまだまだ続く。
僕はアクセス数稼ぎに余念はないのである(笑)。