コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

禁手とは

僕は今、飛んでもない事に気がついた。
何と将棋のルールを知らないのである。
まず二歩のルールを知らない。
勿論、二歩を打ってはいけない事は知っている。
ルールとしてどうなっているのか知らないのである。
今迄どう覚えていたか?
二歩はダメと覚えていたのである。
これは分かり易い覚え方であり、何の問題もない。
しかし、実際のルールはどう書かれているのだろうか?
同じ筋に歩を打つのを禁止すると書かれているのだろうか?
将棋の歩は打つしか二歩は発生しないが、安南とかのフェアリーだと動いて二歩になる。
だから、ルールでは打つのは禁止するでなく、二歩はダメとした方が良いと思うのである。
それなら、どうダメなんだと言われたら、とにかくダメなんだと簡単に言えるのである(笑)。

フェアリーはルールでは二歩は打つのがダメじゃなく、動いて二歩になるのはダメなはずである。
例えば詰方12歩、25歩で26金と打った。安南ルールだと25歩は金の動きになる。
なら次に14歩と指す事が出来るかどうか?
これは二歩になるから出来ない。
そこで14玉がいたとしたらどうか?
25歩は14には行けないので、王手でも小手でもない。
どう考えても王手になるとは思えない。
詰パラでは王手ではないようだが、王手だと言うルールも存在するらしい。
僕は何故これが王手と解釈する事が出来るのか不思議でならない。

★ところで二歩とは禁手と扱われているような気がする。
禁手とはどう言う事か?
僕は禁手とはやっはいけない手だと思っている。
そして禁手とはあり得ない手。
つまり、それは盤上に現れる事がないのである。
もし、間違えて禁手をやってしまったらどうなるか。
その人は死刑である。
しかし、人間は間違いがつきもの。情状酌量で負けと言う極めて軽い刑で済まされるのである。
禁手とはやったら負けがルールではない。
禁手とはどんな事があっても出来ないと僕は考えている。

☆禁手とは犯したら負けなのではない。
やってはいけないのがルールである。
人間だと犯し易い間違いを禁手と表現しているだけなのである。

★僕はフェアリーはやらないのでどうでも良いが、安南ルールで詰方12歩、25歩・14玉で26金として王手になるのはあり得ないと思っているのである。