チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

双玉

若島正さんの『盤上のファンタジア』第4番にこんな事が書いてある。
詰将棋の作品集に双玉問題を混ぜるのは、おそらく異論もあるだろう。たしかに、この作品集では100曲のうち6局が双玉で、ちょっと多い気がしないでもない。」と。
僕の『幻の城』も多いような気がして数えてみた。
すると9局もあった。
なもので「異論もあるだろう」と書かれては困るのである。
何故ならば異論があったのでない人が異論を持つようになるかも知れないからだ。
………と言う事を書きたかった……のではない(笑)。
そもそも異論があっても平気なのである。

若島氏は双玉が好きなのは、双玉ならではの面白い手順が出来るからである。
僕が双玉が好きな理由は全く違うのである。
一言で言うと玉(詰パラ表記は王)を置きたいから置いているのである。
『幻の城』でちょっとだけ書いたが、先手玉は論理的には盤上になければいけない駒と思っている。
詰将棋は省略しているだけだと。
なので先手玉は盤上にある方が僕は落ち着くのである。
なもので僕の作品の双玉は、取られてはいけないと言う玉の特性は利用していない。
取られてはいけないと言う特性は、紛れとして必要
ない余詰筋を消すために使っていて、双玉でなくとも出来る手順がほとんどである。
他には8マス動ける駒として使う。
僕には双玉の面白さを出そうとして双玉にする気はちゃんちゃらないのである。
どちらかと言うと無味無臭的な使い方になっていると思う。
これからは双玉特有の手順を創りたいと思うのである。………何て思う分けないのである。
僕にはそんな才能はないのである(笑)。