コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2020・5月号(結果稿)

★このブログは新型コロナウイルスの事を専門に書くブログにするつもりだったのが、何故か詰将棋の記事が挟まる事になったのである(笑)。
その理由はtaka-oさんのTwitterでデパート結果稿の飛単騎詰についてツイートしていたからなのである。

詰パラ2020・5月号(結果稿)より
幼稚園5=この作品は持駒大駒4枚連続捨て最短手数最少駒数を創ろうと暗算で考えた手順である。
現在、最少駒数は9枚だと思う。で8枚で出来そうな手順を考えたつもりなのである。
しばらく考えたら色々ネックがあるのが分かって来た。
これ8枚では不可能と諦めてボツにしようかと思った時に気がついた。
持駒大駒4枚では7手目12と、31玉、21飛迄の余詰を消すのが不可能だと。
持駒大駒4枚では不可能な手順なので、5手目銀捨てにして完成させた分けである。

高校⑦=この7手収束形はオリジナルだと思うけどどうなんだろう。
僕は別にオリジナルでなくてもどうでも良い。
そもそも僕の創作ではなく小林尚樹さんが創っていた作品からもらったのである。
オリジナルだと思うのに理由がある。
小林さんの元の図も、僕が違う逆算を試みても、初めから盤にある駒を捌く手順にしかならないのだ。
小気味の良い捨て駒が入る素材じゃないのである。
良さげな収束だが、これはと言う作品になり得ない素材に感じたのである。
だからオリジナル収束だと思っているが、発展性を感じない素材なので仮にオリジナルだとしても嬉しくないのである。

デパート④=僕は飛単騎詰の添川公司作を知らなかったかどうかであるが、僕はそもそも過去作には詳しくない。それと2009年は丁度この頃迄冬眠中であった。
なので知らないかだが、単騎詰は山口成夫さんのブログで全作見る事が出来る。
この事は投稿用紙には書いておいた。
さて、僕のデパートの発表作であるが、添川作を見てるのに、この作品を創るかと疑問に思う人がいるだろう。
実際taka-oさんはその意味のツイートをしていたのである。
添川作を見てからこの作品を創る事はあり得ないだろう。完全な劣化版だからである。
実は飛の単騎詰を創ろうと思いたった時、添川作が最長手数だと知り(て言うかこの手の作品の最長手数記録は添川さんが全部持っている)添川作は見ないで創ろうと決めた。理由は自信をなくして創る気がなくなってしまうと思ったからだ。
その考えはズバリ当たりであった。
なので後で添川作を見たのたが愕然としたところがある。
と金引く→と金寄るを何回か繰り返したいのだが、飛単騎詰では2回が限度なのである。
それを35歩を置いて取らせてと金の動きを稼いでいるのはあっと思ってしまった。
序盤の逆算も真似出来ないものがあるが、35歩を置くのは発想力によるものだ。
これは僕も気がつきたかったなと思うと同時に創作力の差を思い知らされた分けである。
それで添川作があるのは知っていて、完全な劣化版なのは承知で投稿したのである。
ただ新作と言えないとは全く思っていない。
十分発表価値はあると思って発表しているのである。
それと誰か新しい飛単騎詰を発表して欲しいが、飛単騎詰はバリエーションが少なく中々創作難易度が高いと思う。