コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

透かし詰は詰みではない!

詰パラ11月号は予想よりかなり早く届いたのである。
Twitterを見ると神様が届けてくれたと思っている人もいるくらいなのである(笑)。
笑いを付けたけど、いつも届くのが遅い地区(内は早い方でも遅い方でもない普通)の人なら神様が届けてくれたとしか思えないくらい早い到着なのである。

☆将棋パズル雑談を読んだのだが、42高坂 研作はめちゃめちゃ面白いと思ったのである。
僕は将棋パズルは解答に行き着くまでの論理的思考が面白いものだと思っているが、僕はそんなのには興味がないので解く気にならない。
でも42の作品は論理的思考が初心者向きで、正解手順が派手で面白い。
このタイプの作品が毎月1題出題されたら解く気になるのだが。

★それはさておき読んでいて気になった事がある。
〈すかし詰は認めないと明記しておらず、この形も詰みと判断される〉とある。
すかし詰を詰みとは認めない事を明記するのは、親切として必要だったかも知れない。
でも詰みの定義として「すかし詰」は詰みではない。
これは完全な定義である。
詰将棋は無駄合をしない事になっている。
だから詰将棋の作品では「すかし詰」は詰上がりとして認定されているだけである。
つまり「すかし詰」とは普通の詰将棋の作品だけ詰みになるだけ。
詰将棋でないなら無駄合をしないルールはないので、詰将棋の作品でないものは全て「すかし詰」の状態は詰みではない。
詰将棋の作品でない将棋パズルはすかし詰を認めないと書く必要もなく、この形も詰みと判断されると書いてあるが間違いである。

☆余談だがバカ詰を僕が知った頃はすかし詰が詰みになっていた。
これ僕は最初にすかし詰の作品を見た時からおかしいだろうと思っていたが、それを言う人がいないのは不思議に思っていたのである。