中日ドラゴンズファン詰将棋作家のひとり言

中日ドラゴンズと野球ネタを書きますが、たまに詰将棋ネタもあります。。

看寿賞選考会議の記事を読んで①

看寿賞選考会議の記事を読んでの感想である。
率直な感想であるが今年は色々なタイプの作品が候補に上がり、内容のある討議だったと評価したい。
そしとこれはありがたい。内容が良いと僕はケチを付けたくなる性格なのである。
ダメなものにケチを付けても面白くもない。
ケチは良い時に付けないとネタにはならないのである。
さて、今年良かったのは、実際に解いている竹中氏の意見は参考になり、堀内氏の論評は的確で、高坂氏の視野の広さが良い討議になっていると思う。


☆まず詰将棋を評価する価値観は人により真逆に近い違いがある。
これみんな同じならコンピューターに征服されてしまう。人間はコンピューターより良い作品を創る事はあり得ない事になる。
だが詰将棋は人それぞれ価値観の違いが大きく、良いものを数値化出来ないので、人間の詰将棋が死ぬ事はないと思う。

★短編だが、表紙の園城寺 怜作が最終候補に残ったのは興味深い。
僕は見た瞬間14桂~12金と思ったのだが、次は23金~34金しかなく、手にならんじゃんと思って読みを打ち切ってしまった。
苦戦した人が多く標準的手順なのに最終候補に残った要因である。
標準的手順と書いたが、良い意味として書いていて、詰将棋らしい手順と言う意味で、詰将棋は好い感じのものが沢山創れる。それが詰将棋の素晴らしいところなのである。
来年もこのタイプの作品が候補に残って欲しいものである。
この作品に最終投票に投票するかどうかは堀内氏の論評は的確である。

それから詰パラホームページののぞえり作は候補に上がってないが、知らないのだろう。
仮に知っていても無視で良い。
発表記事すら見れない作品を取り上げる必要はないのである。

☆次に中編。
棋士の宴の船江作は絶品。
最終選考に残り決定打不足で受賞を逃すタイプの作品かと思ったら、最終選考に残らなかったのは残念。

解答選手権の相馬慎一作に対する竹中氏と堀内氏のやり取りは有意義である。
解答王の竹中氏が難易度だけを重視するのは疑問と言えば、堀内氏は難易度の質の違いを説く。
二人の言わんとする事は分かる。
まっつぁんこに対する批判である(笑)。
まっつぁんこさんは毎年ブログで年間最優秀作にまっつぁんこ賞を授賞していて、それは毎年その年のただただ一番難しかっただけの作品で批判したい気持ちは良く分かるのである(笑)。
これは冗談でつまりネタ……なんだが書いたは良いが、まっつぁんこさんにこのブログを読まれないかビクビクしているのである。

★脱線したが、堀内氏は難解性の2つあり、「読む手が多いだけ」「作者が仕組んだ謎解き」があり前者は評価出来ないが後者は高く評価出来るとの論評。
流石に良い事言う。
解答選手権の相馬慎一作はどうか?
解いた人がほとんどいないほど難解になったのは、鍵の手は37飛だが普通に追うと47に駒があるので、ここに鍵がある事を見せてないのがまず巧妙で、しかも47に駒が残らない手順も見えにくくしているのは相馬さんの腕である。
堀内氏の言う通り謎解きパズルとして高級品である。
ここまでは意見は一緒。
でも根本的なものは真逆である。
僕が詰将棋に求めているのは手順の美しさや気持ち良さである。
詰将棋は謎解きパズルの面白さはパズルの中では低いと思っている。
面白さの最高値が元々低い。
詰将棋は手順の美しさとか気持ち良さは無限大。
良い詰将棋は解けた後にもう一度並べたら、さらに気持ち良くなる。
詰将棋は鑑賞出来て良い詰将棋である。
謎解きパズルの最高点は100点満点として、鑑賞ものとしての最高点はいくつ?
1000点はある。1万点だって10万点だって構わない。青天井なのである。
詰将棋の価値を難易度に求めるのは小さ過ぎる。
これが僕の持論である。
相馬慎一作は謎解きパズルとしてはかなり良いものがある。
でも僕にはどんなに頑張っても100点しかない。
なので前記事にも書いたが、この作品はゴミにしか見えないのである(笑)。

☆最初に書いたが、人それぞれ価値観は違う。
謎解きパズルとして価値を高く見る人もいなくてはいけない。
でも簡単に同調するのはどうかな。
僕が自信を持って言いたい事は詰将棋は謎解きパズルの最高値より鑑賞品としての最高値の方がハッキリと高いって事。
詰将棋は永遠に鑑賞もの価値を保つだろう。
コンピューター開発されてもである。
詰将棋は謎解きパズルにあらず。
これが僕の持論。

★解答選手権の作品にケチを付けたが、作家の相馬慎一さんは解答選手権のような創り方しか出来ない作家ではないと認識している。
解答選手権にはこのような作品が必要だから創る。
何故必要が?
実は藤井プロの連覇は相馬慎一さんの腕にかかっているのである。
藤井チャンピオンはいつも必ず誤記をする。
他に全問正解者がいたら連覇は途絶えるのである。
つまり、藤井チャンピオンの連覇には相馬さんが藤井チャンピオンにしか解けない問題を創る義務があるのである。
受賞の言葉を見たら期待して良いだろう。