コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

看寿賞受賞作について【長編賞】

看寿賞受賞作について【長編賞】


★長編賞は山路大輔作の煙詰であった。
この作品は怪物的な作品と思う。
僕は詰上り至上主義なので煙詰崇拝者である。
でも僕はこの作品は煙詰としては余り好きな作品ではない。
僕は煙詰には捌きの美しさを求めていて、合駒が多くある作品特有の部分的に捌きが汚ない感じがあるからである。
煙詰の中では特別に好きな作品ではないのであるが、作品としては怪物級の作品でこれが看寿賞を受賞しなかったらおかしい。これぞ看寿賞と言う作品である。

☆ところで僕が去年長編で一番感心したのはやさ院発表の田島作である。
あの作品はやさ院ではないだろうとは思う。
でもメカニックは実に簡明である。
ポイントはいくつもあるので簡単ではないが、理屈が簡明で僕は田島さんの作品で最高傑作だと思っている。
収束をもうちょっと何とかしてくれたらの話だか。