コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2018・5月号の結果稿から短大編①

詰パラ2018・5月号(結果稿)短大であるが今月は全部面白いので全作取り上げてみたい。

☆短大⑥柳原裕司作。
57馬はこんなとこにいるので何か働きかける手を期待した。
何だ!単なる余詰消しじゃんかヨー。
作意を見ると24角と66香を許せないのは分かる。
大駒を置くより歩かと金で個々に消したい気もするが、実際に個々に消すとしても気になる配置になってしまう。
他に余詰があるかは知らないけど、やむを得ないようである。
でも見苦しい配置である。
柳原氏本人のコメントでも分かるようにらしくない。
僕だったらどうか。これくらいの配置は日常茶飯事の当たり前である。
そんなこんなで、この作品は皆は僕の作品と思った方が良いのである(笑)。
この作品は元々の素材はありふれたもの。それに4香の打ち捨てをアクセントで付けようと考えたものだろう。
そして、香の打ち捨てにランダム感を出そうとしたら偶然違う段になったのだろう。
ランダムと言っても論理的。偶然と言いながら作為的で上手く創ったものである。
流石に僕の作品である。

★⑦山田康平作。
序盤はどうだかなって感じがしたが、角の回転のためか。
回転を主張するならもう一回43→54に動かなくては意味ないし、45角の手は駒取りでは面白くない。
まあ、作者は主張するつもりでなくおまけくらいに思ってもらえばそんで良いだろうが。
手順は空中捕獲が格好良いのだが、制空してる地点が多いので、それほど鮮やかな感じではない。
序は僕はハテナだが、この素材はこんなもんであろう。
悪くない作品であるが、今月の作品の中では駄作にしか見えないのである(笑)。