コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・6月号(結果稿)デパート作品

詰パラ2017・6月号(結果稿)デパート作品】

★前記事及び前々記事で僕はプロ棋士(トップはしっかりしてるが)は終盤が弱いと書いた。
僕が何でこんな事が書けるかであるが、プロ棋士はこのブログを読んでいないと高を括っているからなのである(笑)。

☆デパート①三輪 勝昭作。
これは割と面白いと思う。

デパート②かめぞうさん作。
これ①より良い。
素材はよくある角の連続捨合なんだが、持駒 角が相手に渡り、捨合で取り戻し、最後には消える。
この構成が素晴らしい。
僕は合駒嫌いなんだけど、かめぞうさんさんの合駒はいつもスッキリしている。
捨駒感覚の気持ち好さがある。
凄い好きな作家である。休眠気味だったが、これからさらなる活躍を期待したい。

デパート③齋藤 光寿作。
①は良い作品のはずだが②がさらに良く、そしてこの③が素晴らしい。
これでは①で良い作品だと思ってもかすんでしまう。
余計な事をする人である(笑)。

この作品、繰り返し部分に駒取りがないのが良い。
邪魔駒を消すのも順番に捨てるのはつまらない。
56歩の消去をする前に67桂を消去するのだが、56歩を消去したら、又67桂を打つのが秀逸。
55玉に46銀とするため42飛の利きを消すため45歩の発生。
しかし、目的を達成したら、又捨てて元に戻す。
この構成は見事。しかも、軸になった馬を捨てる収束とこれは芸術品と言えよう。

★僕の持論は詰将棋は解くものじゃない鑑賞するものなのだ。
そして、詰将棋は実戦実力向上問題じゃない。
芸術なんだと言いたい。
……ん? しまった~💀
前記事と前々記事で全く逆の事を書いていた~(笑)。