コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

ちえのわ雑文集=解答選手権参加記

☆6月号のちえのわ雑文集は長谷川大地氏の解答選手権参加記で興味深く読ませて頂いた。
長谷川氏はアマ(奨励会はプロとして)では最高順位(だと思う)なのは成績表で知っていたので、どんな読みをしたのか非常に興味があった。
因みに直ぐ下の順位の堀内 真氏は自身のブログ「詰将棋考察ノート」に参加記を書いているので合わせて読むと面白い。
因みにチョー一流作家の僕は参加はしていないが解図して記事にしているので比べてみたい。

★第1問=意外な素直な手順に疑心暗鬼になったのは僕と同じ。作品の好感度は高い。
第2問=指し手は直ぐ全部見えて、順番がどうなるか変化を読むだけ。
解いた中では一番良かったとあるが僕も同感である。
第3問=収束がいつまでたっても分からずとある。
そして、解いたけどしょぼい収束のため疑心暗鬼とある。
ハハハハハっ。
僕と同じである(笑)。
第4問=手の付け方に迷うが素直な手から読めば割りと簡単なんだけど、僕は収束でつまづいた。
堀内氏もである。
僕も堀内氏も一旦、収束の22銀打がなくても詰むと思い変化と思ってしまった。

第5問=44香の邪魔駒消去は分けが分かる前に消すのがちょっと弱い。
僕は34銀で34金~24金~26飛を考えてつまづいちゃった。僕は筋が悪過ぎるようだ。

第6問=これ僕も時間がかかった。
やまをはれば初手34馬はなく、14香もなく13香の一択なんだけど。
解答選手権に適題。特に第6問に最適。

第7問=これ間違えたのか。
作者の狙いではあるが、何かありそうなとこなんで見落とす人は少ないだろう。
実際、上位陣は正解しているので痛いミス。
仮に正解していたら藤井四段と同点のようだ。
時間で負けているが、誤記がなければ優勝だった。
誤記は同じ間違いを藤井四段もしているので、お互い様だが。

第8問=44角、13玉が詰将棋らしい感じなので、僕もそれにやまを張れば解ける。
ただ、そこからスラスラと言う分けじゃないのでまあまあの作品かな。
優秀作だったようだが特に良い作品ではないな。

第9問=構想作と言うにはその構想がしょぼ過ぎる。
その後も長過ぎる。
ただ、煩雑な読みを強いる作品でないので、解答選手権で解答者として読んでいて不快感はないのは良いかな。

第10問=歩合で金消去は容易に読めるけどそれだと駒余りと思い桂合を読む。
僕と同じなのかな。
この作品、詰方の手はほぼ最有力の手で詰む。
変化が多く、その変化での詰方の手が色々あるから難しいだけ。
変化で詰方の手を間違えて不詰順を読むから中々解けない。
こんな作品はゴミ作品である。
これが優秀作なら面白いと思っていたら、それはなかったのである(笑)。

☆長谷川氏は今年の成績はボーンミスがなければ優勝はあったので、来年も是非参加して欲しい。

★長谷川氏の成績で直ぐ下の堀内 真氏こと、ほっと氏とは香龍会でお会いするので解図能力は知っているのである。
僕よりちょっとだけ上のようだ。
そう、ちょっとだけ上なのである。アハハハハっ。