コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・2月号結果稿を読んで

★又、気が付いたらブログの更新の間隔が空いてしまった。
ブログをマメに更新するのは大変なのである。
これは勿論、鈴川君のブログmy cubeの話である(笑)。

詰パラ2017・2月号結果稿の感想である。
小学校・中学校・高校と武島広秋氏の活躍が目に付く。
2.80、2.81、2.79とほぼ全部2.80とは大したもの。
だけど、これらの作品は武島作としては、通常運転に感じるのは僕だけだろうか?
その武島氏だが、同人入り迄もう直ぐだ。
いつになるか楽しみである。

★大学院⑨桃燈作は2.89の高得点である。
正直言ってこんか高い点が出るとは思っていなかった。
何も狙いがある分けでなく、又、捌ける分けでもない。
素材から右下に追い捕まえ切れずに上に追って、又、捕まえ切れずに左下に追って捕まえているだけ。
手順はつまらないとは言わないが、特別凄くもない。
これで何で高得点なんだ。
と、これが僕が高得点が出ないと思った理由である。
だけど僕はこの作品は好きだな。
手順はこんな感じで右下で食い散らかしたように駒が残り、又、右上で食い散らかして駒が残ったら、僕はそんな作品はうんこをさわるくらい嫌いである。
桃燈作はそれが食い散らかした跡が残らず右上に移動する。そして又、食い散らかした跡を残さず左下に移動して収束する。
この駒が残るか残らないかが、僕はこれが全てと言うくらい好き嫌いの違いになるのである。
この作品、僕は好きなので高得点が出て嬉しく思ったのである。

☆大学院⑩久保紀貴作。
看寿賞受賞級の作品である。
だが、好きかと言うと好きでない。嫌いかと言うと嫌いでもない。興味がないと言う感じである。
僕はこのタイプの作品は、門外漢なのである。
僕は《打つ→合駒→取る→同玉》の4手一組の手順が大嫌いである。
駒取りを嫌う詰将棋作家は多いが、僕は単純駒取りよりこの4手一組の方が嫌いである。
これはこの作品の批判を書いたのではなく、単なる僕の好き嫌いなので読み飛ばして欲しい。
で、この作品のロジックなのだが、今だに理解出来ていない。
何手か進んだ局面が1つ配置が変わっただけと言う構成は大好きなので、暇な時に研究してみようと思う。
解説に最小公倍数とか何とか数学的な事が書いてあるが、これは非常に興味ある人とない人に真っ二つに分かれるであろう。
僕は全く興味がない。
何故なら最小公倍数が何か分からないのである(笑)。