コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰将棋は指将棋に有効か

詰将棋は指将棋に有効か?】

詰将棋をやると指将棋が強くなるか?
意外なのか意外でないのか、指将棋の高段者に詰将棋の苦手な人は多い。
苦手なのは嫌いだからやらないのである。
まあ、理由は実戦に現れるとは思えない形をしていて、手順も実戦に現れる分けないからだと言う事だろう。
僕に言わせれば、そこが面白いのだけど。
実戦に現れない=実戦に役に立たないかと言えば、それは間違いである。
実戦を覚えて初段くらい迄は詰将棋をやるのが上達の早道である。
詰将棋だけやっていると、中盤をぶっ飛ばして早く終盤に行きたがるようになり伸びないが、これは詰将棋だけやるからである。
序盤・中盤の勉強をやり、詰将棋に重きを置くのは早く強くなる勉強法である。

★初段から四段位迄は詰将棋は余り有効とは言えないだろう。
このレベルだと、無理攻めは確実に切らす事が出来たら勝率は上がる。
だが、詰将棋を余りやって来なかった人には有効である。
初段から四段レベルなら、終盤有利なら確実に寄せなくてはいけない。
詰将棋はそれに役に立つのである。

四段以上になれば、ほとんど役に立たないだろう。
一番大事なのは大局感になる。
仮に詰のある局面になれば100%詰ます能力を身に付けたとしても、さほど勝率は上がらない。
序盤の研究と中盤の大局感が特に大事なのである。
たが、詰将棋をほとんどやっない人はどうか。
それで強くなった人は結構いる。
その人達は今からでも詰将棋をやるのは有効だろう。
詰将棋をやっていれば、野球で言えばセットアッパーに岩瀬・藤川・ウィリアムスがいて、クローザーに佐々木がいるのと同じ。
詰将棋をやっていないとクローザーは福谷と同じである。
この記事はこの最後の1行が言いたかったのである(笑)。