コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

順位戦予想

★9月号は順位戦の結果発表がある。
順位予想をしてみたい。

1位=巨人、2位=DeNA、3位=広島、4位=阪神、5位=中日、6位=ヤクルト。

詰将棋順位戦は予想が難しいのでする気がないのである(笑)。
セ・リーグの順位予想としても今の順位のまんまで予想とは言えないのである。
2位3位はまだ全く分からないが、どちらでも同じ事だが日本シリーズはどちらが2位になるかで決まるかも知れない。
優勝は巨人で間違いないが、クライマックスシリーズはどちらが相手でも苦手にしているチームになる。
どちらかのチームがシーズンでしっかり2位になり、ファーストステージで2連勝したら巨人を破り日本シリーズに行くと僕は読んでいる。
DeNAと広島がシーズンもシリーズも勝ったり負けたりなら日本シリーズは巨人だろう。
だから2位3位がどうなるかが実際には重要なのである。
でもそれは予想不能である。

☆ついでに巨人の優勝の要因と中日の5位の要因について書いてみたい。

★巨人の優勝の要因。
①中日、阪神、ヤクルトの助け。
②原監督の勝負感と采配。
③補強。

まずは③の補強から。
ライバルチームから3番を獲ったらチーム力は逆転するはずだが出来てない気がする。
炭谷が戦力になり補強は大成功ではある。
しかし、外国人はデラロサは成功だがコスパとしてはどうか。他のチームならGMはクビである。
いくらお金をドブに捨てても、一つでもプラスになれば成功。よくこれで許されるな。
まあ、優勝出来なかったら許されないだろうが。

②なんやかんや言っても原監督の勝負感は一流である。
采配としては2番坂本、3番丸、4番岡本は正解である。
亀井は4番以外ならどこにでもおける。誰が監督でも使える選手である。
他は帯に短し襷に長しで上手く使えてないなら優勝してないだろう。例えば与田監督では巨人は優勝していない。

①一番の要因は中日、阪神、ヤクルトの助けである。
ヤクルトは投手陣が弱いから栄養をもらえた。
阪神は貧打だから栄養をもらえる。
いわば力の差だから勝つべくして勝っていて、もらえるべき栄養である。
だが中日は違う。
現時点の戦力なら中日は抑えさえ確立するなら中日が勝ち越すのが当たり前である。
大きく負け越したのは監督の差が大きい。
でも今年はしょうがないところもある。
中日が巨人に負けるパターンは一つだけで、序盤で負けが決まっていた。
そもそも中日は5回までにリードされたら巨人以外にも勝てないのだが、巨人は中日相手なら序盤3回で勝負を決めていたのである。
監督の勝負感が悪いのがあるが、本当に巨人の上に行くなら選手の勝負感で上に行くべきである(落合監督の時はそれが出来ていた)。
今年は中日が助けなかったら、DeNAと広島には逆転されていただろう。

☆さてこれからがメイン記事である。
中日は5位に決定だろう。
その5位の要因は監督にある。
DeNAが与田監督で中日がラミレス監督なら間違いなく中日は2位で5位はDeNAだっただろう。
そのくらい監督の勝負感には差がある。
ただ3年後にチーム力で優勝させようとするなら与田監督のやり方は間違いではない。
今年の中日の特徴は①1点差に弱い。
②5回迄にリードされると勝てない。
③選手起用を色々変えて、しかも理由がない。

★これ3つ共監督の責任であり、5位に終わったのは監督の責任である。
来年もこうなら監督交代させなくてはいけない。
でも今年の監督の采配は間違いではない。
今年を試金石とすれば来年は飛躍が望めるのである。
既に結果が出ているところもある。
そして課題が残ったところもある。

☆まずは結果が出たところから
6回から勝ち試合に出る投手の確立。
福、藤嶋、ロドリゲス、マルチネスである。
福は来年どうなるか心配だが、藤嶋、ロドリゲス、マルチネスが出た試合は勝ちとする事が出来る。
現時点では藤嶋を抑えにするべきだが、僕の持論は本当に力のある投手は7回8回を投げさすべきと言うのがある。
これは絶対に自信がある理論である。
クローザーよりセットアッパーの方が大事で力が必要と言う理論で超絶対理論なのである。
ただこれにはクローザーに信頼がなければ成り立たない。
クローザーに信頼がないなら、ナンバーワン投手をクローザーにするしかない。
現時点では岡田は失格で、中日の抑えは藤嶋が適任である。
でも来年は岡田が安定するなら藤嶋は7回が理想である。
岡田が安定しないなら、ロドリゲス=7回、マルチネス=8回、藤嶋=9回とするのが現実的である。
毎年どのチームもシーズン序盤は試金石になる。
理想をいつまでも追うなら来年も5位にしかならないだろう。

★今年、最後まで試金石に終わったのはキャッチャー問題と1・2番である。

☆キャッチャー問題は来年は一人に100試合先発させるべきである。
試金石の結果は出ている。
加藤である。
打率は出した選手の中で一番良い。つまり打てる選手である。
中日ファンでないと分からない事だが、これは笑い話である。
加藤のバッティングを見て打てる気はしない。
でもボール球を振らずストライクならミートする事はある程度出来る。
初めはとても一軍レベルではなかったが、今は8番バッターてしてこの点は充分合格点である。
ただ非力なんで相手ピッチャーは全然恐くないだけなのである。
他の捕手はボールは振るわ、ストライクはミート出来ないわで使えない。
しかも木下はリードも進歩がない。加藤には進歩がある。
大野は肩に難がある(故障する前は悪くなかったが)。
来年は加藤100試合。石橋30試合。にして欲しいものである。

★与田監督は合格と認めた選手は固定して起用はしているようである。
試金石の選手は合格になるまではいつまでも試金石である。
名監督は将来の力を見てダメでも使い続けるものである。
ヤクルトの村上とか、去年の岡本なんかは使い続けてやっとレギュラーになる選手である。
試金石で使っていたらものにならない選手である。
与田監督にそれが出来るか。それともそれだけの選手がいないからしないのか?
落合監督はそうやって使ったのは森野だけ。
それだけの選手がいないとも言えなくはない。

★中日の1・2番は誰にするか。
去年の京田は2番失格である。
今年はギリ合格である。
メジャーでは2番バッターに最強打者を入れるのが流行りである。
2番バッター=強打のバッターを入れて成功しているのは日本ハムと巨人がある。
2番バッター=強打とするなら中日の2番は決定しているのである。
それは京田しかない。京田=きょうだ=強打だからである(笑)。これは漫画のネタになっていて僕の発想ではないが。
実際は京田は非力である。
メジャーの2番バッター強打者は一理ある。
中日は5回迄に1点でもリードしたら勝つ野球をするべきチーム構成で、しかも詰まらせればホームランにはならない球場を本拠地にしている。
2番バッターに最強打者をおくメリットはない。
むしろ下位に当たればもうけもんのバッターをおく方が利にかなっている。
なので中日の2番はホームなら京田で固定するべきである。
1番は大島で3番が平田が本来の適正だが、これは逆で結果が出ているので逆でも良いかな。
1・2や1・3や3・4の入れ替えは固定の部類なんで来年、中日が優勝するためには1~5番迄は固定するのが条件である。
メジャーは打順を固定しないのが流行りみたいだが、それは試合数が多いから利にかなっているので、日本は向かない。

☆ついでにメジャーの新しい戦法でオープナーと言うのがある。
野球で一番失点の確率が高いのは1回である。
先発ピッチャーは1回はコントロールが不安定で、しかも最低でも5回は投げる義務がある。
リリーフ投手は基本1イニングである。
ならリリーフ投手が初回を全力で投げたら1回の失点確率は極めて下がる。
なら先発1~6回、リリーフ7回をリリーフ1回、先発2~7回の方が失点確率は低い。
実に利にかなった戦法だと思う。
勿論、エースが先発の時はその戦術は不要である。
昔の巨人の斉藤、桑田、槙原のような三本柱も不要である。
この戦法をとるにはリリーフ投手の質と量が条件になる。
中日はその戦術を使う質と量と人材が揃っている。

★実際にどの程度有効かだが、今年の中日の負けは初回失点か最終回失点の試合が多い。
しかも初回失点=負けになっいる試合が多い。
1点差負けの多さも序盤失点を1点迄追い付いたが負けている試合が多い。
そんな試合は広島なら逆転しているが中日にはその力はない。これは仕方ない。
初回失点を防げるなら中日の勝率が上がるのは間違いない。
ならオープナー戦術は有効である。
それも藤嶋が適任である。

☆僕にはある仮説がある。
プロ野球の投手は1日15球までなら全試合登板可能で故障もしない。こう思っているのである。
初回1イニング限定なら打たれないなら15球程度で収まるはずである。
オープナーなら投げる時間も決まっていて調整もし易い。
1イニング0に抑えるなら15球をオーバーしても全試合登板可能だと思っている。
この仮説通りとしても打たれる事もある。
打たれると球数が増えるのもあるが、球数は少なくとも疲労は確実にたまる。
なので打たれた次の試合の連投はしない事にする。
そしてエースの登板試合はオープナーはなし。
オープナー戦術を成功させる10試合中8試合は0に抑える必要がある。
そうすれば年間90試合くらいになり、理想として100試合可能だと思う。
藤嶋なら10の8は可能で、50試合でも有効な戦術だと思う。
打たれた試合は松坂とか吉見に投げさせれば選手も効率良く使える。
この戦術はする分けないのだが、したら中日は確実に優勝出来る戦力構成になっていると思うし、自信もあるのである。