コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

小駒の成駒表記

★小駒の成駒の表記の仕方は詰パラでは現在は銀=成銀、桂=成桂、香=成香、歩=とである。
他の詰将棋本では銀=全、桂=圭、香=杏、歩=とを用いられる事が多い。
詰パラでもこの一字体の時もあったような気がする。

☆これどちらが好きか柳原さんがTwitterでアンケートを取っていたのを見たら、若干成〇表記が多かった。
これ僕には意外であった。
一字体の方が多いと思っていたからである。
アンケートの結果は若干多いと言ってもほぼ同数なので、半々と言える。
僕の予想は2対1で一字体と思っていたが、成〇の支持は意外にあるなと思った次第である。
僕はと言えば一字体は嫌いである。
理由は全は金に、杏は香に一瞬見間違うからである。

★別の理由で一字体が嫌いな人がいるようである。
成銀を全にしたのは銀の裏の字に似ているから。
歩もそう。
しかし、桂の圭と香の杏は違う。
だから桂=令、香=童が良いと言っているがそれは認められそうにないな。
他の駒は画数が少ない簡略タイプなのに童では画数が多いのが嫌われてしまうのである。

☆銀の全だがそもそも裏の字とは違う。実際には横棒が一本多い。
圭と杏は画数の少ない別字である。
全く統一性がない。
統一させようとしたら銀=艮、歩=止か少にするのが良いのである。
これマジで言ってる分けじゃない。
歩はとが美しいし、艮も感じが良くない。

スマホ詰パラは一字体である。
スマホ詰パラは駒の形になっているので一字体にする必要があると思う。
スマホ詰パラの場合は成駒は赤くなるので、全を金に杏を香に直ぐ区別が付くので問題ない。

☆本によって表記が違うのは構わないが、詰パラ本誌は成〇表記が良いと思う。
詰パラを読む人は詰将棋マニアだけでなく、実戦派の人も読んでいるはずで、実戦派の人には銀桂香の成駒一字体表記は使われてないはずだからである。