コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

〈詰将棋〉2018下半期賞予想(大学院)

詰将棋詰パラ2018下半期賞予想(大学院)

★長編は門外漢なので予想はなしにする。
前にも長編は門外漢と書いた事があるが、別に本当に門外漢とは思ってないのである。
機械的繰り返し趣向は門外漢と言うほど良さが分からないのではなく、僕が詰将棋の好きな理由とは違うからである。

詰将棋作家や解答者が何を重視するか人それぞれ違うのである。
一般的には形(配置)だろう。
手順は良いが形がとか言う人が大半である。
世の中は形が一番。でも僕は詰将棋で形と手順より重視しているものがある。
否、重視ではなく絶対視している事がある。
それは僕が詰将棋で好きな理由であるから絶対視している事である。
どんな事か。良く出来た詰将棋は詰ました時に、詰ますために効率良い駒だけになる事である。
効率良いと言うより都合の良い駒だけで詰むのが、僕が詰将棋を好きになった理由である。
そんな事なので、詰上がりにこれが不要と思う駒があるとその作品の良いと思う気持ちは半分になってしまう。
あっ、半分って言っちゃうと嘘になるな。
……10分の1が本当である(笑)。
(笑)を付けたけど、10分の1以下なのは本当である。

★僕はこれが捌けないのが嫌だと思う駒があると、その作品が良いと思う気持ちは10分の1になる。
機械的繰り返し趣向作品は素材的に捌けるものは良いが、無理して捌く必要はなしが僕の持論。
最初から10分の1の評価しか出来ないので、門外漢として避けているだけである。

☆捌き至上主義の僕は機械的繰り返し趣向は傑作でも、煙詰の駄作より下なのである。

★煙詰と言えば今期は10岡村孝雄作である。
使用駒だけ歩桂香が鶯煙は至上初なのか。
この鶯煙としては最高に妙味を出している作品になっている。
しかし、この使用駒では手順の妙味を出すのに限界があり、煙詰派の僕でも半期賞には推せないなって作品である。