コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

〈詰将棋〉2018下半期賞予想(短大・大学)

詰将棋詰パラ2018下半期賞予想(短大・大学)

【短大】
11 広瀬 稔作。

★今期は他に受賞でもおかしくない作品が沢山あり豊作である。
23太刀岡 甫作は最高得点で作品と僕の評価も一番である。
他にも5有吉弘敏作、18林 雄一作、10山路大輔作と受賞してもおかしくない作品がある。
それに12三輪勝昭作も2.82の得点である。まあ、この作品は半期賞にはマジで論外であるが。

☆広瀬作を受賞予想にしたのは、他に受賞作としておかしくない作品が沢山あるなら、自分ならどの作品に授賞するかとして、広瀬作にしたのである。
今期は豊作なのだが、実は半期賞に推したい作品としては、ダントツでこの作品なのである。
欲を言えば45歩は打つ手にしないとダメなのだが、そう出来ないかやってみた。
結論として至難。可能性はなくはないが少なく共、短大に採用される形では不可能。
相当な悪形なら可能性はあるかもってところである。
それで分かったのだが融通の利かない配置が多い。
64と・65歩は仕方ないし、55に利かす玉方駒が必要だが、桂はないので66銀しかない。
パッと見の悪形で評点が伸びてないが、色々とやむを得ない形なのである。

★この広瀬作、看寿賞は受賞しないと思って書くのだが、看寿賞受賞作より上と僕は思っているのである。


【大学】
6 相馬慎一作。

★手順・得点・出来共にこの作品で文句なしである。
何も書かないのはつまらないので、僕の好みを書くと全然好みではない。
僕は根本的に打歩ルールは好きじゃない。
詰方は詰ますため、玉方は詰まされないようにしているのに不合理な手をすれば妙手であるが、不合理な手に見えても(詰方が)詰まさないように見える手が実は詰まさないようにしていたら妙手でない。
これがつまらない。
分けの分からない書き方だが、見かけの妙手がルール上起きているのは嫌いなのである。
打歩ルール=フェアリールール=単なるパズルで、僕は詰将棋は単なるパズルにない面白さが好きなのであって、打歩構想物は全部ではないが単なるパズル化になっている作品が多いので好きになれないのである。
この相馬作も単なるパズルにしか思えないのである。
フェアリー党には凄い良い作品なので、悪までも僕の趣味の話である。
つまり、これは昔書いた事があるが、女の子はショートカットしかかわいくないと言っているのと同じ事なのである(笑)。