コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

22合駒問題から創作技術検定問題を出題

★この記事は前記事の続編である。
若島さんのねこまど教室で出題された22合駒問題を使って創作技術検定問題を出題しようと思う。
若島さんの出題問題は全種2枚で出来る事が格好良いのであるが、桂合と香合の2つは他の合に合わせて2枚にしたため模範解答になっていない。
なので模範解答を検定問題として出題したい。

☆まず若島氏制作問題。
この問題はTwitterでご存知の方は多いと思うが、僕のスマホTwitter機能が不能になっているため読めないのである。

玉方 12玉、13香で32龍で王手の局面。
合駒は7種あるがそれぞれの合駒で1種だけ詰まない図にせよ。
追加使用駒は全種2枚とする。
(合駒をせず11玉も詰む事、先手玉は不可、持駒も使用駒数に入る)

★飛と角合は解は一つではないような気がするが、
模範解答があるようである。
いくつか解があるとして、作家によって短時間で模範解答を得る人と、模範解答ではないが短時間で解を得る人と、時間はかかるが模範解答を得る人と3タイプの作家がいる事だろう。
最も良いのは勿論短時間で模範解答であるが、次に詰将棋作家に向いているのはどちらか?
これは時間がかかっても模範解答を得る人の方が、数段詰将棋作家に向いているし、良い作品も創れるのである。
こんな分り切った事をわざわざ書いたのは、僕が制限時間の20分以内で出来なかったからではないのである(笑)。

☆銀合と金合は初心者向き問題で、詰将棋創作経験があれば出来るはず。
歩合は原理を考える必要はなし。全て最後にその合駒を打って詰むようにすれば良い。
歩合は打歩ルールで勝手に不詰扱いになるからである。
これ余詰検討だけなので簡単なはず。

★桂合と香合だが、他の合駒は13歩でも良い。
わざわざ13香なのは桂合か香合のどっちかか、もしくは両方13香じゃないと2枚では不詰に出来ないとからだと推測出来る。
桂合は13香を取って(15香とか35角で)25銀でも置けば簡単出来る事だが、詰将棋作家のする事じゃないなと思って他の方法を散々考えたけど出来なかった。
香合も13香を取らない方法を散々考えた。桂合以上に難しい。
僕の結論は桂合と香合は13歩だと2枚では不可である。
どちからでも2枚で可能ならこの記事は恥ずかしい事になるが。

☆若島さんが13香で出題したのは全種2枚で出来るのが良いのでそうしたのであり、考える方もそれが良いのである。
しかし、桂合と香合はそれ単独の問題とするなら余り良い解答ではない。
香合はまだ考えるとこがあるので良いが、桂合は考えるとこがなく、解答としてもダメである。
どうダメか。ある局面を詰むようにしたり詰まないようにするのは詰将棋創作に必要な技術で、それで作家の上手い下手が出るのである。
この桂合の解答はド下手くそがやる方法なのである。
最少で出来るのは2枚だが、3枚使ってももっと良い方法を探すようでないと良い作品が出来るようにはならない。
なので、この題材から創作技術検定問題を出題しようと言うものである。

★創作技術検定問題=玉方12玉、13歩で32龍による王手で22桂合は詰まず、他の6種合と11玉は詰む局面を作れ。
追加使用駒数は3枚とする(2枚で出来たら師範代)。
持駒も数え、先手玉は不可。
ついでに22香合の図も求める事。

☆一応、模範解答は用意している。
桂合は2案あり、図面にすると数え切れない解が存在してしまうので条件を追加する。
22合は桂以外6種類合駒が可能である事。
(つまり売り切れは不可)
香合の用意した解答は6種合可能になっている。

★これで解答(コメント)を募集する。
模範解答者全員に詰将棋本(古本)を進呈。
勿論、模範解答正解者多数の場合はこの記事は消滅するのである(笑)。
追加条件は満たしてなくても是非解答コメントをお願いしたいのである。