コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2018・1月号(結果稿)⑳久保紀貴作

★最近、詰パラ学校の評価が僕の評価と一致しない事が多い気がする。
その月で一番良いなと思う作品が最下位なんて事もあった。
その時はつくづく思った。
これはブログの良いネタになると(笑)。

☆中学校⑯三輪作は自分の評価とは違うが、短大⑳久保紀貴作「パラレル」も僕の評価と大きく違ったのである。
僕の評価では「パラレル」は2.8以上の作品だったのである。

☆この作品の連合原理は簡単。(創るのが簡単とは言ってない)
馬を引かれて69馬を取られないようにするため。
69馬を角にすると意味が分り易くなる。
しかし、69角だと全然面白くない。
馬なら取られるのに引くのが僕は短編的で好きなのである。

★そしてこの作品の見所は、香捨てで馬位置を変えもう1回中合を繰り返すのが素晴らしい。
ただ鑑賞者の気持ちとしては、この香捨て馬位置ずらしを最大回数した方が解答者にうけた気がしないでもない。
それは可能かどうか分からないが、作家としてはこの図の手順で満足である。
後始末の手順も持駒香の消化の仕方も馬の翻弄になっていて、テーマと合う理想の手順と思う。
僕としては2.65しか出てないのが解せないのであった。

☆えらく久保氏の作品を褒めている方がもっと解せないと思う人がいるかも知れないが、この記事を書いたのは駄作を大学に投稿して採用してもらうためではないのである(笑)。