コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

双玉図

詰パラ1月号中学校(結果稿)に双玉作が2つある。
今月の中学校の僕の作品も双玉なので、合わせると3作。
そこで僕の双玉図の考え方を書いてみたい。

★僕は詰将棋は先手玉は省いてあるだけで、盤上にいる駒だと思っている。
双玉図はいるべき駒があるのでむしろ自然な図。
先手玉を登場させた場合、玉としての特異性が必要と言うか、それで面白い事をしないと双玉にする価値がないと思っている解答者は多いと思う。
しかし、僕はその考え方は理解出来ない。
先手玉はあるのが当たり前の駒である。
別に玉にする必要がない(金でも同じ)のに双玉図しても何ら構わないと思う。
盤上にいる駒なんだから、単玉図よりむしろ自然なのに何故特別扱いされるのか分からないのである。

☆僕は双玉にする意味はなくて構わない。
と言うか、僕は先手玉の特異性を使った手順はそんなに好きじゃないんで、意味がない方が良いと思っているくらいである。

★中学校(結果稿)⑳の山田康平作であるが、これは何故双玉にしたか解せないものがある。
一応、金だと3手目同金が余詰むが、これは詰まなくする事は簡単に出来そうである。
玉だと初手はこの一手だし、3手目は絶対手である。
メリットがないのに金→玉にするのは賛成なんだけど、この作品の場合、玉にするデメリットが大きいのに何故双玉にしたか謎である。