コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・12月号(結果稿)短大

詰パラ2017・12月号(結果稿)短大】

☆短大⑮は7手目の68角捨ては良い感じで入ったのは満足している作品である。
捨てる意味は67との57への利きをなくすのではなく、57飛合、同香に59香の打つ邪魔駒になっているためである。
邪魔駒と言ってもないと68に抜けられてしまうので完全な邪魔駒ではない。
意味的には57への利き・68封鎖・邪魔駒消去と三重の意味があるのはあるのは面白くないが(詰将棋は意味が小さく見えるのが良い)、68に来る事により59香が捨て駒になるので感触は好いはずだ。

★そこからの逆算だが大苦戦。
駒取りなしでは逆算不能でどうやってもパッとしない。
本図の何とか33とが不動にならない方法を発見したが、変化は詰むだろうが読むのはメンドクサイ手順になってしまった。
そのせいで無解者が21名になったのは残念である。

☆初形は王手が掛かっている形で解説者はコメントしにくいとあるが、ここはハッキリ言ってもらわないと。
初形王手形は最悪形だと。
2手目限定合で歩合だと45龍が良いので入れた。
そして3手目の形は龍が田楽刺しになっているのは、初形王手と同等に味が悪いと思う。
ただ、初形王手形は痛恨なので、選題の言葉のジョークはありがたかったのである。

★今月の短大は⑫鈴川優希作が首位だが、2.80へ行くかと思っていたが行かず。
短大と大学はオールCの解答者がいると思っているのだが、解答者数が30名以下だとオールCが一人いるだけで2.8以上は難しくなるようである。