チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

詰パラ2017・11月号(結果稿)大学院③

詰パラ2017・11月号(結果稿)大学院③】

★この作品は2.80は出て欲しいと思っていた。
行くんじゃないかとも思っていた。
この作品でそれはおこがましいと思うが、実際に2.84まで行った。
四香詰にもなっていないし、手順もただ捌いているだけなのに何故2.80は出ると思って、実際に出た謎を解明したい。

☆まず、僕は詰将棋で何が一番大事と思っているか?
それは詰上がりに無駄がない事である。
手順は二の次。仮にどんなに手順が素晴らしくても詰上がりが無駄だらけ。そんな詰将棋はゴミだと思っている。
逆に手順は詰まらないが、詰上がりに無駄がない。
それで十分詰将棋になっている。
これが僕の詰将棋の考え方なのである。

★つまり、詰将棋は捌けさえすればそれで良い。
ただ、捌きでも面白い捌きと下らない捌きがある。
下らない捌きとは、初めから捌くだけの駒を捌く。
趣向手順になっているなら別だが、これは下らない捌きである。
捌きで魅せるには、その駒が働いた駒なのかが重要なのである。
働くとは動かなくても、そこまで手順を成立させるのに重要な駒になっていたり、又は打っておいた駒だったりする。
こうして働いた駒を捨てる事で魅せる捌きになるのである。

☆この作品なのだが、僕の作品としては普通だと思うが、常に働かせて捌くを心掛けているので、今迄の捌きだけの作品でも2.80が出ていたので、これも2.80は行くんじゃないかと思った分けである。

★ところで池田俊哉氏の「4香詰にしなかったのは作者の矜持?」とある。
「きんじ」って何?正しくは「きょうじ」でプライドなのかな?
実を言うと僕は余りプライドを持ち合わせていない。
8手進めて17とを成香にすれば、4香詰になる。
それ以前だと18成香にするには香が足りないだけである。
この序8手は特に必要な手順でもないので、4香詰に出来たのである。
4香詰にしなかったのはプライドなのか。
違うと思う。
自分が鑑賞者だったら、それで4香詰になっていてもプラス評価にしない。
プラス評価をしないから、しなかっただけ。
これはプライドでもなければ、拘りでもない。
言うなれば、これは自然なのである。

☆この作品は57角について重要な事を書く必要があるのだが、長くなったので次の記事でする事にする。