チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

2017・10月号(結果稿)中学校・高校から

詰パラ10月号中学校と高校の解説を読んで気になった作品である。

☆まず、中学校⑤有吉弘敏作。
2.70は好作でなくては出ない点数だし、実際に好作。
巧くて綺麗に出来ていて、これぞ詰将棋って感じ。
しかし、有吉さんでなくては創れない作品ではないと思う。

☆次に高校②柳原裕司作。
2.64でこの駒数で出来ているのは驚きの手順で意外に低点な気がしなくもない。
ただ、最遠地移動の目的が飛を取るためで、意味としては妙手でないのが嫌われたのだろう。
飛を取りに行ったのに、その飛は取られ役でなく、取り役になる構成は見事。

★次に高校③山田康平作。
得点は2.61である。
さしたる妙手がないのに、これはビックリする高得点。
得点にはちょっとビックリしたのだが、この作品は凄く好き。
ちょっと嬉しい得点である。
最後の桂跳ねが、一旦打ってから跳ねるのが気持ちいい。
その前の飛打ちも一旦打って捨てる。
詰将棋は飛躍的な手がなくても、好評価される見本ねような作品である。
ところで小林 徹氏の短評で「金が3枚も有るので、このイントロは少々緩い。」とある。
この作品、14から引っ張り出して桂を打つのが良い分けで、この序だから良い作品になっていると思う。
しかし、僕も小林氏と同感である。
何が悪いのか。それは初手金を打つからだ。
僕なら金1枚は歩に代える。
この形なら初手は歩を打った方が絶対気持ちが良い。