コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・8月号結果稿より中学校

詰パラ2017・8月号(結果稿)中学校】

中学校21=藤井憲郎作。
移動中合そのものはよくある手でなんだが、その前の香打~空き王手が良い。
5手目の形になってしまえは移動中合は習いのある手なのだが、香打~空き王手にする事によりその形になるとは見えないのがまず良い。
それから移動合でも、普通に中合でも出来る素材なのだが、香を36に打たせない角配置に必然感が出るのが良い。
この手順をこの駒数で出来ていて好作と言えよう。
今月の僕の首位予想である。

小学校24鈴川優希作。
初手と2手目に捨合は絶対手であるが、変化の割り切り方が良い。
銀をもらうが打って捨てる。その間に38飛も捨てて理想的な手順である。
僕の意見としては詰上がり39角が不要駒になるので、良い作品とは思わない。
しかし、好作である。
21が首位。24が2位の予想である。

さて、結果順位を見てみよう。
……ん? ドベとブービーじゃんかヨー(笑)。

因に首位は今月で最も出来が悪いと思った25であった。
25高木道雄作の評価はこんなもん(2.59)だと思う。
21藤井憲郎作と24鈴川優希作の評価が思ったより全く低いのである。
これはどう言う事かと言うと、僕は詰将棋を観る眼が全くないと言う事なのである(笑)。