コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

創作パズル

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★先日、出題した詰将棋創作発想問題を考えている人はいないと思う。
どのように出題しても考える人はほとんどいないと思われるが、創作パズルとして再出題しようと思う。
実は先日出題をする時には、解答図を作っていなかったのである。
昨日、解答発表用の図を作ったのであるが、問題の主旨が分りずらかったと思うので、問題として分り易く出題しようとするものである。

☆まず、写真は夕刊フジ6月23日角 建逸作である。
気になったのは詰上りの23歩の存在。
これを捌こうと言うのが問題の主旨であった。

★角作の正解手順は14金、12玉、32飛生、22桂合、13歩、11玉、22飛成、同玉、23歩、11玉、12歩成、同玉、24桂、11玉、12歩、21玉、32香成迄17手詰。
23歩を捌くには最後12歩、21玉、32香成迄のところを持歩をなくせば22歩成、同玉、32香成、11玉、12桂成になる分けである。
これを詰むようにするとこうはならない順が浮かぶ。
23歩を打つところで、直ぐに12歩成、同玉、24桂とすると11玉なら12歩だから21玉(22玉も同じ)になる。
そこから32香成、11玉、12桂成となれば23歩を打つ必要がないばかりか歩を手持ちに出来るのだ。
そこから23歩を打たずに12歩成から持歩を消化する収束にするのは可能だがそれは面白くない。
そこで創作パズル①である。

☆創作パズル①=角作5手目より13歩、11玉、22飛成、同玉、23歩、11玉、12歩成、同玉、24桂、11玉、22歩成、同玉、32香成、11玉、12桂成、同玉の順の詰将棋を創れ。
ポイントとしては収束をどうするかがあるが、それより23歩の手をどうやって入れるかが鍵になる。
打つだけ損な手を入れるにはどうするかである。

★それが出来たら創作パズル②にも挑戦して欲しい。
創作パズル②=①の条件で32飛生、22桂合の2手を成立させよ。
14金はほとんど無理なので32飛生からとするが、32飛成、11玉に31龍や41龍の余詰をどうするか。
多分①より難しいと思う。

☆解答者には景品として約一名に詰将棋本の進呈をする。
これは解答者が一人もいないと高を括っているから言える事なのである(笑)。
締切はテキトーなのである。