コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・6月号(結果稿)デパートについては次の記事で

☆藤井四段が連勝記録を25に伸ばし歴代2位になったようである。
藤井四段の強さは一つはソフトによる研究だと思う。
今のプロ棋士は玉を固める将棋が多い。
勝ち易さを優先して将棋が退化している。
金銀をバランス良く使う藤井四段に差を付けられた結果である。

★それともう一つは終盤力。
澤田戦は詰将棋をやっていたら76桂には75玉の一手だし、阪口戦は秒読みでも74角は指せただろう。
ところで藤井四段は阪口戦で何で87金と打ったのだろう。
打つなら銀なので持ち間違い?

☆藤井四段は詰将棋をやって終盤が強くなった。
それは詰パラの貢献大。
そこで、詰パラに問題を提供している僕らは、プロ棋士にとって先生だとTwitterに投稿してしまった。
これは半分は完全な冗談であるが半分はマジである。
今のプロ棋士はトップ棋士や一部の棋士を除き終盤が弱すぎる。
これは事実である。
どうすれば終盤が強くなるか。詰将棋をやれば良い。
その時に終盤の弱い棋士詰将棋を先生だと思って取り組んで欲しいし、そうすれば終盤が強くなると言いたいので、僕らが先生だと言っているのはマジ。
実際に先生と思って欲しいとは思っていない。
ちゃんと詰将棋を見て終盤が強くなってくれたらそれで良し。それが願いなだけで、自分が先生だとは思っていない。だから冗談なのである。

★プロ棋士が皆、詰将棋に真剣に取り組めばアマも真似をする。
そして、詰将棋人口が増えるのが狙いである。

詰将棋の作品はプロ棋士終盤力養成問題ではないし、詰パラの作品は終盤力養成に適しない作品の方が多いとも言える。
だが、プロでトップで活躍するには土壇場での閃きが必要である。
一見実戦に何の役に立たないような作品でも、発想力が鍛えられて、土壇場の閃きを生む事になると僕は信じている。