チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

詰将棋課題創作技術検定解答発表

詰将棋課題創作技術検定解答発表】

課題はチェスのルールにあるcastlingの動きである。
玉方の11飛・41玉→31飛・21玉。又は11飛・51玉→41飛・31玉にする事。

これ結構難しいと思っていたがそれほどでもないようなので、条件を追加してみた。
位置変換は原形でする事。
つまり飛・玉の位置変換以外は盤面配置は同じである事とする。

☆条件なし。
kisy作。
持駒 銀
玉方 11飛、33歩、41玉、42歩。
詰方 23桂、24香、52歩、63龍以上7手詰。

香歩花作。
持駒 なし
玉方 11飛、22歩、41玉、51と。
詰方 13銀、15香、32香、34香、35歩、45桂、46香、53歩以上7手詰。

kisyさんはスマホ詰パラで活躍されている。
今回の課題創作技術検定の解答は、賞品の詰棋本の餌に釣られたのであろう(笑)。
香歩花さんも違う名前でスマホ詰パラで活躍されていて、最近は本名で本誌詰パラでも発表がある。
短編コンクールでは優勝するかもと楽しみにしているはずである。
二人ともに最短の7手詰で実現。
kisy作は収束は22同玉、23龍迄が理想だがちょっと巧くいかないようだ。課題を無視して創り直せば出来るかも。
香歩花作は21桂成が良い感じ。
13はと金にすれば35歩はいらない気がするが、21桂成の味を重視したのかな。

★原形条件。
tsumegaeru作。
持駒 銀香
玉方 11飛、22と、32歩、51玉、61と、62銀、63銀、64角。
詰方 34馬、43香、44と、53桂以上9手詰。

金少桂作。
持駒 銀桂香
玉方 11飛、14金、22歩、23角、41玉、43歩、51金。
詰方 25桂、33香、53馬以上11手詰。

2作共6手進んだ局面で玉と飛がキャスリングされていて、他は原形である。
僕は難しい課題と思っていたが、お二人共簡単に実現していて感心してしまった。
ただ折角キャスリングしたのにその形を壊して収束しているのは減点かな。
原理としては玉が元の位置に戻った時に香で飛を取れるようにする事で、香成~香打ちが成立する発想が同じなのは面白い。

キャスリング型維持収束。
三輪勝昭作。
持駒 金金香
玉方 11飛、12と、14馬、25と、32歩、53歩、62龍、63銀。
詰方 33桂、34馬、43香、44歩以上7手詰。

お二人さんの図を参考にして浮かんだ図だが妙味は全くない。
31香成、同飛、32銀、同玉、33香の筋は面白く、32玉の形から33香、41玉、31香成、同飛、32銀、同玉、33香として、以下の展開を工夫すれば面白い作品になりそうである。
金少桂さんの図はそのままで入っていそうだし、工夫すれば21玉の形から32銀、同玉、33香、41玉も入るのではないかと思う。

★金少桂さんがコメントにあるが、33の香は打ち換えているので香は別の香であり、全く同じ駒でやる方より簡単なのではと書いている。
その通りで原形戻し手法は全く同じ駒で再現するより、同種でも別の駒でするケースの方が多くあり、格段に簡単である。
でも面白いのは別の駒の方だと思う。
手品はタネがあるから面白いと言うもの。
原形戻し手法は手品的面白さが良いのである。

☆4作を見て、今回の課題を実現しても面白い作品にはならないと感じた。
しかし、その課題実現のために考えた手筋は中々面白いので、それを利用して別の作品を創ると面白い作品が出来るように思う。

★今回、解答応募された方全員に詰棋本を進呈したいと思うので、香歩花さん、tsumegaeruさん、金少桂さんはコメントかTwitterのDMで住所を教えて頂きたい。
出来れば、どんな本があるか連絡し易いからとりあえずはメールアドレスの方がありがたい。
尚、kisy君には進呈済である。
餌は早く上げないと意味がないのである(笑)。

☆追記=金少桂さんの図は33香→歩。持駒香加で32歩成、同玉、33香、41玉がそのまま入っているような。