コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰パラ2017・1月号(結果稿)小学校19

詰パラ2017・1月号(結果稿)小学校19】
この作品の狙いは34龍からの両王手である。
ハッキリ言って詰将棋マニアにはミエミエである。
実はこれの原案は名古屋の全国大会の解答競争に出している。
その時は33玉、34銀の形で13飛、44玉、43飛成と90度変換した手順であった。
小学校発表図なら23飛を持駒にして、33玉の形から31飛、44玉、34飛成の手順である。
あえて発表するのもバカバカしい手順である。
それでも何とかならないかと色々考えていて浮かんだのが邪魔駒消去になる手順である。
そうした時に絶対に避けられない欠点がある。
25飛成に44玉の変化で作意の34龍で詰んでしまう事である。
この手順構成にしたら主眼手は33玉なのだ。
それが単なる手数伸ばしにしかならないとは。
せめて34龍以外の早詰順は用意したが、解答者は44玉の変化でどちらが先に見えただろうか?
それから発表図は初手は僕なら35金を読む。
以下25飛成、44玉でなら25飛成、44玉で金捨てる事ないなとなり紛れの価値は低いかなってところである。
最後にこの手順なら33玉の形で23飛打から初めたいところであるが44玉が詰む分けない。
作意が23龍を34龍と捨てているから不可能である。
でも詰方34桂を置く方法はある。44玉なら43飛成で34桂があるから詰むようにするのである。
これは気が進まないから止めた。
この7手でも俗手が連続しているのに、さらに連続してしまうからである。