チョー一流作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

炙り出し曲詰の創り方

★この記事は炙り出し曲詰の創り方である。
一見、炙り出し曲詰の創作講座のようだが、僕の創り方であり、これから炙り出し曲詰の創作をしようと思っている人の参考になるかは疑問である。

①まず、創る字形を決める。
カタナカの場合、基本は5×5にバランス良くであるが、誰が創っても同じ字もあるが、微妙に違いが出る字もある。
これは本人が良いと思っても、おかしいと言われる事があったりする。
祝賀曲詰なら人に聞いてからの方が良いだろうが、僕は創りたい字を創っているので、好きに創っている。

②字形、つまり詰上りの駒の位置が決まれば、まず1手詰の局面を作る。
そこで気を付けるのはモデルメイト(ピュアメイト)にする事である。
モデルメイトとは詰上りに玉の周りに詰方駒の利きが重複しない事である。
それと詰上りに参加していない駒がない事。
詰上りに参加していない駒があるのはピュアメイトと呼ぶようだが、目指すはモデルメイトではあるが、ピュアメイトでも良しとする。

③1手詰の局面は色々選択の余地がある。
最後の王手駒が決まっても、その駒を支える駒を何をどこに置くか。
玉がそこに行けないようにする駒も色々ある。
例えば55玉に44に行けなくする駒は33銀もあれば、43ともある。44玉方駒もある。
色々試行錯誤して、逆算可能な形を探すのである。
逆算と言っても3手詰ではない。
少なく共5手以上。
7手詰くらいにはしたい。
この逆算であるが、これのコツは説明し難い。
慣れれば逆算は非常に易しい技術である。
要は経験である。

④7~9手詰迄になる迄逆算したとする。
そこ迄逆算するとある程度これしか出来ない駒が決まって来る。
それでもどうするか選択の余地がある駒はある。
ここで一つ問題を出そう。
7手詰の素材が出来たとする。
一つは配置の選択可能な駒が多い素材。
もう一つは選択可能な駒が少ない素材とどちらの素材の方が創り易いか?
これ僕の場合は完全に後者である。
素材から更に逆算しようとすると、配置が決まっていた方がトコトン考えられるからである。

⑤そうこうして素材が出来る。
さてやっと曲詰創作のスタートが出来る。
……と言うのは嘘。
これはほとんどゴール。
曲詰創作の大変なのは素材創りである。
僕がちょっとは良い曲詰が出来る時は、素材創りに5時間以上かかっているのである。

★僕が炙り出し曲詰を創りたいと思っている人に助言する事があるとしたら、素材創りでメゲない事である。