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詰将棋作家のひとり言

詰将棋に関する事だけ書きます。

詰パラ2016・8月号結果稿デパート③鈴川作逆算改良案

詰パラ2016・8月号結果稿デパート③鈴川優希作であるが、この逆算はどうかなと思った人は多いと思う。
が、他に逆算するとしたら、駒取りなしを条件とするなら99玉の形で詰方88金・89桂で98金、89玉以下作意しかないと思う。
解説では大学担当者の久保氏が改良案を鈴川氏本人に示され、いずれ鈴川氏のブログ(my cube)に掲載されるだろうとあった。
今、掲載されている。
僕は駒取りなしの逆算は不能と結論を出していた。
なので駒取りなしの逆算だったら脱帽であった。
見るとやはり駒取りをしている。
一応、駒取りありとして、僕ならどうするかとは考えていたが、こうするだろうなと思う図は得られなかった。

★久保氏の案であるが、駒取りをするなら合駒で発生させようとする、一般的なものであった。
僕は合駒をさせて取る手順が、特に嫌いなのでやるならどうしようもない時と思っている。
この作品の場合はどうしようもない時になる。
他には冴えた逆算はないかと思われる。

☆僕は短編において合駒を結局取ってしまうのは、かなり毛嫌いしているのたが、中編だとむしろ推奨したい。
合駒の出る前まで逆算する。これは配置駒が増えない。これが素晴らしい利点である。
さらなる逆算も見込めるし、手順の流れも良くなる。
久保氏の案であるが、駒取り必須→合駒で発生は考え方としてはありふれたものだが、実際に成立させるには工夫が必要であり、これはよく練られた改良案だと言える。

★この図だと僕はさらに逆算したくなる。
原作者の鈴川氏も同じようである。
だけど、さらに逆算するとしても又々駒取り必須である。
鈴川氏はブログで逆算図を示している。
あれは中々である。
悪い見本として中々参考になるのである(笑)。

☆僕も逆算した図をツイートしておいた。
検討はかなり甘ちゃんなので、余詰があるかも知れない。
2枚金を捨てる逆算をした限りは、その2枚の金を打つようにするべきだと思うが、単なる一つの案に過ぎない図である。

★僕の好みなら
持駒 飛
玉方 64と、67金、89玉、97香
詰方 76飛、86金、94馬以上29手詰。
でここから逆算したい。

兎に角、久保氏の案はさらなる発展の可能性がある優れものと言えよう。