コロナバ禍詰将棋作家のひとり言

一時的に新型コロナウイルスの事はがり書きます。

詰棋校の作者名

詰パラ6月号の七條賞の福村努氏のインタビューより(34・35p)より。
そこで氏は、順位戦は順位や昇降級に影響が出ないように作者名を伏せているが、詰棋校も平均点を算出して、半期賞に影響があるはずなのにこちらは作者名を伏せられていないのはアンバランに感じると書いておられる。

☆ところで、詰棋校の作者名は平均点に影響するだろうか?
僕はハッキリあると思っている。
これに関しては、た○しま氏(実名)は「作者名補正」として学説を持っている。
平均点に影響があるなら、半期賞にも影響がある事になる。
公平性を考えるなら詰棋校も作者名は伏せるべきである。

★だが、僕は詰棋校は作者名は伏せない方が良いと思っている。
詰棋校が半期賞を選ぶためのコンクールなら、同然伏せなくてはならない。
しかし、詰棋校は半期賞コンクールでなく、25作品を個々で鑑賞するものだと思う。
鑑賞と書いたが、解くだけの人もいて、それも含めて鑑賞とした。
意味としては、25作品一つ一つに作者の主張があり、採点はするが順位を決めるのが詰棋校ではないと言いたい。
作者側から言えば、2.50の首位より2.70の最下位の方が嬉しいもんである。

☆その採点だが、作者名が影響するなら何故作者名を伏せないとなるが、僕は詰将棋作品は作者名が分かって鑑賞した方が面白いと思っている。
詰将棋作家は作家それぞれ、重視するものが違う。
作品毎に作者の主張があり、作者らしさが出ている作品は作者名が分かった方がより面白いのである。

★結論としては、公平性は小さな事。
詰将棋を解くなり鑑賞するなりした時に、より楽しめるようにする事は大きな事。
よって、詰棋校は作者名は伏せない方が良いと言うのが僕の意見である。

順位戦順位戦なんだから公平性が第一である。
そして、作者名を伏せる事により、作者当ての楽しみがある。
まあ、これは僕とた○しま氏(仮名)くらいかも知れないが、僕は楽しみにしている。
詰棋校が作者名を伏せられるようになれば、毎月楽しみが増えるかと言えば、そうじゃない。
毎月こんな事をされては疲れてしまう。
年、1・2回で十分である。